内川ハワイ日本一旅行でも練習 終了合図は「子供たちが起きました」

西日本スポーツ 倉成 孝史

 ◆ソフトバンク日本一旅行(現地15日・米ハワイ州)

 【ホノルル(米ハワイ州)倉成孝史】24時間じゃ足りない!! 福岡ソフトバンクの内川聖一内野手(37)が15日(日本時間16日)、プロ20年目の来季を心待ちにした。既に今オフの「無休」を公言しているベテランは、V旅行4日目のこの日も家族サービスなどの合間を縫って早朝からトレーニングを敢行。近年の打撃不振の反省から瞬発系を重視したトレーニングで「若返り」を果たし、バレンティンも加入する勝負のシーズンに挑む。

■20年目へ若返る!!

 20年目の来季への強い意気込みが、37歳を突き動かす。午前8時すぎ。内川は野球用具を背負って宿舎のホテルを出た。約15分歩き、ダイヤモンドヘッドを望む広大な芝生エリアに移動。その頂上を見つめた両リーグ首位打者は、打者の「頂点」も再び見据える。

 ランニング、キャッチボール、トス打撃、素振りを行うと、心地よさそうに充実の汗を拭った。「日本でやってきたことをなくさないようにしているだけ」と涼しい表情。この日も「(1日が)24時間じゃ足りない…」と、今オフはほぼ無休で体を動かしている。

 実は芝生エリアへ移動する前に、午前7時すぎからホテルのウエートトレーニングルームで汗を流していた。早朝練習を終えると、ちょうど夫人から「子供たちが起きました」とメール。パパの顔に戻り、再び野球用具を背にしてホテルの部屋へと帰った。

 「若返り」で成績のV字回復を目指す。2017年に打率2割9分7厘、18年には同2割4分2厘に下げ、今季も同2割5分6厘に終わるなど、ここ3年は3割に届かなかった。来季38歳を迎えるベテランは、その理由に「『今だ!』と、バットがパンッと出ていく感覚」を挙げる。

 数年前までと比べ、この感覚に微妙なずれを感じてきたという。「今まで無意識にできていたことができなくなってきているから、それを意識的に補っていく」。打率2割台を続けて経験したことで、体の変化をしっかりと明晰(めいせき)な頭脳で理解した。

 今季の後半からは、個人トレーナーと話し合って瞬発系のトレーニングを重視していくことを決断。「全ては野球の動きにつなげるためのトレーニング」を重ねている。バットが「パンッ」と出ていくためのメニューを組んで、体をいじめ抜いている。

 「ちょっと自分が楽しみだと思える。わくわくしている」と若返りに手応えを感じており、20年目のシーズンが待ちきれない様子だ。この日、球団がバレンティンの加入を発表。常勝軍団のレギュラー争いの激化は確実だが、抜群の実績を誇るベテランに後れを取る気は全くない。

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