ソフトバンク育成砂川「恥ずかしい」 王会長のノルマ達成できず帰国

西日本スポーツ 山田 孝人

■台湾から帰国

 福岡ソフトバンクの砂川リチャード内野手(20)が16日、来年2月の宮崎春季キャンプでの猛アピール計画を明かした。本塁打と打点の2冠に輝いた「アジア・ウインターリーグ」が開催された台湾から帰国。来季が育成3年目の大砲候補はオフもプレーを続けた現状をアドバンテージとして、実戦形式の練習が例年より前倒しとなる来春キャンプで、支配下登録への道を切り開く決意だ。

 本塁打と打点の2冠に輝いた「海外武者修行」を終えた砂川は、育成3年目となる来季を早くも見据えた。「しっかり春季キャンプでアピールをしたい」。育成ドラフト3位で2018年に入団。伸び盛りの大砲候補は支配下登録に向けて、意欲をみなぎらせた。

 台湾で開催された「アジア・ウインターリーグ」では「NPB紅」の主軸として活躍。「いい時期も悪い時期もあったが今後に大きなプラスになる」。レギュラーシーズン後のプレーオフも含めた計17試合で打率2割9分9厘、3本塁打、17打点を記録した。

 その一方で、王球団会長に与えられた「ノルマ」は半分しか達成できなかった。宮崎秋季キャンプで「6本塁打でキング」とハッパを掛けられたが、本塁打の数は半分。「本塁打が少ない。恥ずかしい。調子の悪いときの考え方とか聞いてみたい」と、直接報告の日を待ち望んでいる。

■山川塾で鍛える

 台湾での手応えも悔しさも、来春につなげる。現在の「実戦モード」を来春のアドバンテージとするため、オフも返上して練習を続ける。年明けの自主トレは今年に続いて西武山川に弟子入り。2年連続でパ・リーグ本塁打王に輝いた大砲から全てを学ぶつもりだ。

 来年は東京五輪の影響でシーズンの開幕が例年より早い。そのため、工藤監督もキャンプの実戦メニューを前倒しで行うことを明言。砂川は「実戦モード」をきっちりキープして、早期の実戦でアピールしたい考えで「一日一日を大事に過ごす」と意気込んだ。

 育成選手にとって、春季キャンプは重要な意味を持つ。山川からは「俺らみたいにシーズンに合わせるんじゃなく、おまえはまずキャンプからいかないといけない。俺らと一緒のことをするな」と助言されたという。「しっかり意識して取り組みたい」。台湾の財産を基に、支配下登録へ突き進む。 (山田孝人)

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