ソフトバンク工藤監督ハワイから帰国せず 学びのアメリカ横断へ

西日本スポーツ 倉成 孝史

 3万キロ超え自己研さん! 福岡ソフトバンクの工藤公康監督(56)が、トレーニング法の学習などを目的に米国本土へと渡った。18日、チームは日本一旅行先の米ハワイ州から帰国したが、指揮官は日本へ戻ることなく米アリゾナ州へと移動。西海岸で数カ所の施設を回った後に東海岸へも渡り、再び西海岸の施設を経由して日本へと戻るハードツアーだ。ハワイ旅行直前には隠密で台湾も視察。常勝軍団構築へ、学びの意欲はとどまることを知らない。

 小麦色に日焼けして福岡空港へと降り立った日本一旅行参加者の一団に、工藤監督の姿はなかった。実は球団のチャーター機がホノルル空港を飛び立つ半日前に、日本とは逆方向へ向かう航空機に搭乗。もちろん間違えたわけではない。ともに参加していた三女と次男が福岡に戻ったころ、指揮官はすでに米アリゾナ州フェニックスにいた。

 総移動距離3万キロを超える「学びの旅」だ。「いろんなところに行ってくるよ。行ったことがないようなところばかり」。ハワイ滞在中、指揮官はうれしそうに明かした。今後アリゾナからロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトルなどを転々とし、その後は東海岸へも移動。さらに再び西海岸へと戻る予定だ。

 今月下旬の帰国まで超ハードなツアーとなる。だが56歳の指揮官は「まだ勉強しないといけない。日々勉強」と言いきる。すでにトレーニング法などには十分精通しているが、今回も米メジャー関係者が集まり練習方法などの意見交換を行う場などにも足を運び、学ぶつもりだ。1月に同様に米本土を回った際は、スタンフォード大で睡眠専門の研究家から学習。今回も「いろんな方に会ってきます」と、ジャンルを問わず学んでくる考えだ。

 実は、日本一旅行直前の11月下旬には隠密で台湾も訪れていた。アジア・ウインターリーグに参加した若手選手を激励する食事会を開催したが、大きな目的の一つは元ソフトバンクで現在は台湾リーグでプレーする川崎と会うことだった。滞在中に川崎が所属する味全の監督とともに会食。練習法などの助言を求められたりしたというが「どの国のチームも悩みは一緒だったりするし、勉強になった」と話す。今月だけで移動距離は3万キロ超。4年連続日本一を義務づけられる指揮官に、オフはない。 (倉成孝史)

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