神村学園連覇へ 留学生の故障きっかけでチームが成長 全国高校駅伝

西日本スポーツ 前田 泰子

 女子の第31回全国高校駅伝は22日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着とする5区間21・0975キロで争われる。昨年大会で初優勝を果たした神村学園(鹿児島)は平成、令和にまたがっての2連覇を目指す。ケニア人留学生、バイレ・シンシア(2年)を軸に全員がレベルアップした走りで予選では県記録を更新。全国大会出場校中トップの1時間6分32秒をマークした。伝統校の筑紫女学園(福岡)は2年ぶりの入賞を目指す。

■故障きっかけチーム成長

 初の全国2連覇へ視界は良好だ。10月の鹿児島県予選で神村学園は県記録を塗り替える1時間6分32秒の全国トップのタイムで優勝。11月の九州大会でも20年ぶりに大会記録を塗り替える1時間7分13秒で4連覇を果たした。「九州大会が終わって疲れが出ていたが、ここにきてみんな上がってきた」。有川哲蔵監督は順調な調整ぶりに手応えを感じている。

 メンバーは全員2年生だが木之下沙椰、中須瑠菜、黒川円佳の3人は昨年の優勝を経験した。鍵を握るのはケニア人留学生のバイレ。今夏の全国総体1500メートル優勝、3000メートル2位という実力者だ。10月の国体で右脚つけ根を痛めた影響が残っていた県予選では2区(4・0975キロ)、九州大会は5区(5キロ)を走りいずれも区間新記録をマークした。

 3年生部員が2人いるが、主力は全員2年生のため現チームのスタート時から2年生をチームの中心に据えた。夏まで2年生部員が交代で務めた主将は、秋から中須が専任。「不安もあったけどみんなが支えてくれて、先輩も助けてくれた」とチームをまとめる。

 バイレの故障後、他の日本選手メンバーが実力を伸ばしチーム全体がレベルアップした。「中須をはじめ、今年の2年生は性格が前向きな選手がそろった。一人が故障すると『自分がレギュラーに入りたい』と練習の意識が高まった」と有川監督。県予選を「出来過ぎだった」と振り返りながらも、改めてチームの成長を感じたという。

 「昨年は平成最後、今年は令和最初の大会。新しい元号でも優勝したい」と有川監督は時代をまたいでの連覇へ意欲を見せる。バイレは今年が都大路デビュー。「去年は仲間の走りを見ていただけだったけど、今年は自分が走って日本一になりたい」と誓った。 (前田泰子)

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