小学生日本一の本田がデビュー 26日にサニックス旗福岡国際中学生柔道大会

西日本スポーツ 末継 智章

 将来の柔道界を担う国内外のホープが団体戦で争う「2019サニックス旗福岡国際中学生柔道大会」が26日、福岡県宗像市のグローバルアリーナで行われる。男子の部に89チーム、女子の部に49チームがエントリー。海外勢では中国や韓国などからの出場に加え、スロベニアから初参加。女子で強豪の敬愛(福岡)からは、昨年の全国小学生学年別大会で2連覇した57キロ級の本田里来(1年)が初挑戦する。系列の敬愛高を卒業し、同階級で東京五輪代表候補となっている芳田司(コマツ)と同じく内股を得意とする13歳が大暴れを狙う。

 小学生の時に全国大会で2連覇した天才少女が中学での初タイトルに照準を合わせた。「攻めの柔道が私の持ち味。一戦一戦役割を果たし、チームに流れを呼びたい」。決意を語る本田に、吉元幸洋監督は「考える力がないと伸びないが、彼女は賢い。体幹も強く、これからの選手」と将来性を感じている。

 一流の柔道家たちの足跡に触れ続けてきた“サラブレッド”だ。小学校卒業まで通ったのは、谷亮子や中村三兄弟、日下部基栄といった数多くの五輪代表選手を輩出した東福岡柔道教室。小学生時代に谷が周りに止められるまで居残り練習をした話を聞くと、6年生から一人で教室に通うようになった本田は誰よりも早く道場に行って掃除をし、練習後も居残りで体幹トレーニングをするようになった。

 6歳上の兄は東京五輪女子78キロ超級代表の素根輝と同い年。本田は兄が素根に負けた試合も間近で見ていた。「素根さんは気持ちが強く、最後まで諦めていなかった」と刺激を受けた。

 本田が特に尊敬するのが敬愛高出身の芳田だ。10月に同校を訪れた芳田と一緒に練習。素早く組み、技を繰り出すスピードに圧倒された。「とても優しく真面目で、人間的にも素晴らしい方。芳田さんのように世界で活躍したい」と憧れ、同じ得意技の内股を最後までかけきる粘り強さを磨いてきた。

 7月の福岡県大会女子57キロ級は決勝で敗退。勝った姥琳子(篠栗3年)が全国制覇した。「中学のレベルを知り、組み手にこだわるようになった。将来は五輪で金メダルを取るのが目標。ここで勝ちたい」。今大会からサクセスロードを歩んでいくつもりだ。 (末継智章)

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男子は混戦模様、女子は夜須が軸

 試合は国際ルールで実施され、男子は5人制、女子は3人制の点取り方式で争われる。

 男子は混戦模様で、11月に関西以西の強豪校が集まる西日本少年大会(広島)を制した天理(奈良)や、今夏の全国中学校大会王者の埼玉栄、ヤワラ-Mロシア(ロシア)などがシードに入った。郷土勢では同大会男子73キロ級で2年生ながら8強入りした坪根武志を擁する福岡が上位進出をうかがう。

 女子は西日本少年大会や14日に九州・中国地方の有力校を中心に競った吉岡杯争奪若鷲柔道大会(山口)で優勝した夜須(福岡)に勢いがある。同大会で夜須と代表戦にまでもつれた敬愛や、五條東(奈良)、箕島(和歌山)も含むシード校も優勝を狙える力は十分にある。

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