ソフトバンク甲斐野「あやかりたい」出世パレードから同世代の顔へ

西日本スポーツ 長浜 幸治

 1996年度生まれを「甲斐野世代」に!! 福岡ソフトバンクの甲斐野央投手(23)が22日、同世代の旗手となることを誓った。96年度生まれは巨人の岡本、DeNAの上茶谷、西武の松本航らがそろい、将来は黄金世代となる可能性も十分。近年は80年度生まれの「松坂世代」や88年度生まれの「ハンカチ世代」などが球界に一大勢力を築いたが、躍進著しい「甲斐野世代」も続くつもりだ。

■1996年度生まれ

 福岡市の西新商店街で開催された毎年恒例のパレード。人力車に乗った甲斐野は、雨にもかかわらず集まった約5000人のファンに笑顔で手を振った。「今年活躍できたことでこの場に呼んでもらえた。多くの人に来てもらえて感激しました」と口元を緩めた。

 かつては千賀や柳田、今宮らが登場し、一流選手への道を駆け上がったイベント。「あやかりたいですね」と口にした右腕が目指すのは、同世代の旗手だ。1996年度生まれの同学年には好選手がそろうが、甲斐野はあくまで世代ナンバーワンを見据える。

 奈良・智弁学園高から巨人に入団し、2年連続でシーズン30本塁打をクリアした岡本、自身と同じ東洋大からDeNAに入団して7勝した上茶谷、西武で7勝した中学時代からのライバル松本航らがいるが、「誰にも負けたくないという気持ちは強い」と強調する。

 自身も1年目の今季はチームトップの65試合に登板するなど、工藤ホークスの3年連続日本一を支えた。侍ジャパンの世界一にも貢献したが、来季も歩みを止めるつもりはない。成長の鍵を握るのは、今年2月の宮崎春季キャンプで工藤監督に伝授されたカーブだ。

 今シーズン中に投げたカーブは2球だけ。「(甲斐)拓也さんにも、高谷さんにも『おまえのカーブは使えん』と言われました」と明かす。現時点では完成度が低く、実戦で頼れる球種ではないが、チームメートの森や石川にも教えを請うなど研究を重ねてきた。

 侍ジャパンでは、今季のパ・リーグ最優秀防御率に輝いたオリックスの山本からもカーブを学んだ。「カーブをマスターすれば緩急が使えるし、真っすぐの質も良くなる」。球速160キロ超えも目標に挙げる豪腕がカーブも完全習得して、多士済々の「甲斐野世代」の先頭を走る。 (長浜幸治)

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