東海大福岡「足袋トレ」効果で初出場初勝利 バスケウインターカップ

西日本スポーツ 伊藤 瀬里加

 バスケットボールの全国高校選手権(ウインターカップ)は23日に開幕し、東京都調布市の武蔵野の森総合スポーツプラザなどで男子の1回戦の一部と女子の1回戦を行った。女子では、初出場の東海大福岡が、過去に優勝経験を持ち、今夏の全国総体で8強入りした札幌山の手(北海道)を85-72で破り、大会初勝利を飾った。精華女子(福岡)は昨年の3回戦で敗れた八雲学園(東京)に100-64で圧勝。熊本商と小林(宮崎)は勝ち、中津北(大分)、佐賀北、長崎女子、鹿児島女子、西原(沖縄)は敗れた。

 男子は2年ぶりに出場した福岡大大濠が海部(徳島)に快勝。長崎西も勝ち、佐賀東と別府溝部学園(大分)は姿を消した。

 女子で初陣の東海大福岡が歴史的1勝を挙げた。「ブランド校との対戦で、わくわくした。勝ててうれしい」。2010、11年にウインターカップ(当時は全国高校選抜優勝大会)を連覇した札幌山の手からの白星に、稲福七海主将(3年)は満面に笑みを浮かべた。

■堂々の初陣

 第3クオーター終了時に5点差をつけられたが、第4クオーターに一挙31得点。中盤に逆転すると、素早い守りから相手のミスを多く誘った終盤に突き放した。稲福主将は「失点を抑えてこつこつ差を縮めていけば逆転できる、と思っていた」と胸を張った。

 12年、休部状態だった女子バスケットボール部の監督に、津屋崎中(福岡)の外部コーチとして全国中学校大会準優勝を経験した宮崎優介氏が就任した。当初の部員は2人。5対5の紅白戦もできない時期もあり、精華女子に公式戦で90点差を超える大敗を喫した。それでも地道なスカウトと強化を続け、16年と昨年は全国総体に出場。今大会では福岡県に2枠与えられたチャンスをつかみ取った。

 飛躍の裏に「足袋トレ」がある。夏場に地下足袋を履いて1日2時間、坂道ダッシュなどの体力強化メニューを繰り返した。素足に近い感覚で走って体の使い方を学ぶのも狙い。チームのトレーナーの発案を選手たちが自主的に取り入れた。主人公が足袋で走る今年のNHK大河ドラマ「いだてん」をほうふつとさせる練習。この日、チーム2位の17得点を挙げた内藤唯(3年)は「今までシューズに頼った感じだったが(足袋だと)足をしっかり使わないといけない。一つ一つの動作の質が上がった」と実感している。

 24日の2回戦はナイジェリア人留学生を擁する高知中央と対戦する。「高さのある相手だが、チームディフェンスで抑えたい」と稲福主将。目標の8強入りへ、進撃が始まった。 (伊藤瀬里加)

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