福岡大大濠、残り1分「やばいかも…」エース横地が救った再逆転 

西日本スポーツ 西口 憲一

 ◆バスケットボールSoftBankウインターカップ全国高校選手権男子2回戦 福岡大大濠82-76開志国際(25日・東京)

 弱気の虫を力ずくでねじ伏せた。残り約1分で75-76とひっくり返された福岡大大濠のエース横地聖真(3年)は「やばいかも…」と気持ちが揺らぎかけたという。「でも、俺がやらないと」。自らの得点で再逆転に成功。今夏の全国総体4強の強豪を倒した。「本能のまま、まるで狩りにいくような横地の姿だった」。6点差の白熱の一戦に片峯聡太監督も荒い息が収まらなかった。

 2年前の大会準優勝校も昨年はライバル福岡第一に県予選で屈し、今年も全国総体に出場できなかった。その間には、長年指導した田中国明総監督が亡くなるという悲しい出来事もあった。世代別代表に選ばれる実力者の横地も最後の大会を前に「緊張しています…」と片峯監督に打ち明けるほど不安を抱えていた。

 そんなチームの救世主となったのが1年生の岩下准平だ。途中出場ながら10本中7本の3点シュートを決めるなど横地に次ぐ24得点。西福岡中時代には全中優勝を経験し、高校1年生が主体となった今秋の国体でも司令塔として福岡を優勝に導いた。「大濠のガードとしての責任を持ってプレーする」。強気な姿勢で先輩を鼓舞。触発されたように横地は公言通りに「30得点」を達成した。

 「決め切れていない部分もあるし、まだ50点ぐらい。今大会の目標は全部勝つことだから」。片峯監督が言い切った。「日本一」の3文字も「打倒第一」の4文字も封印。一戦必勝で頂点を奪い取る。 (西口憲一)

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