「西武源田を抜かないと」ソフトバンク今宮が狙うタイトルの壁

西日本スポーツ 長浜 幸治

 福岡ソフトバンクの今宮健太内野手(28)が25日、ヤフオクドーム内の球団事務所で契約交渉に臨み、3000万円増の年俸2億9000万円プラス出来高でサインした。今シーズン自己最多タイの14本塁打を放ち、クライマックスシリーズ(CS)では最優秀選手(MVP)に輝いたものの、故障で約1カ月間離脱したこともあって笑顔はなし。昨オフ結んだ4年契約の2年目を迎える来季に向け、巻き返しを誓った。(金額は推定)

■源田にライバル心

 契約交渉後の記者会見に臨んだ今宮は、来季の年俸額を問われて顔をしかめた。「今年は何もしていないので。あまりしゃべりたくはないですね」

 昨オフ結んだ4年契約は獲得した出来高がアップ分として年俸に組み込まれる内容で、減俸はなし。今季は自己最多タイの14本塁打を放ち、CSファイナルステージ第4戦では新記録の1試合3本塁打をマークしてMVPを獲得したことなどを球団は評価したが、「悔いが残る。大変申し訳ない気持ち」と反省ばかりが口をついた。

 2013年から5年連続でゴールデングラブ(GG)賞に輝き、遊撃手では現役選手最多となる5度の受賞を誇る名手にとって、納得できなかったのは守備面だ。左太もも裏痛の影響で満足する動きができず「今年は守りが散々で投手に迷惑をかけてばかりの1年だった」と悔しさをあらわにした。また、約1カ月間の離脱もあり、2年連続で規定打席に到達できなかった。リハビリで筑後のファーム施設に通う日々を思い出し、「もう飽きたんで、この生活は」と唇をかんだ。

 復権を期す来季の目標の一つは6年ぶりの全試合出場だ。「僕がけがをしたことでいろんな選手にショートを守らせてしまった。来年は僕1人で守っていきたい」と絶対的な立場を取り戻すつもりだ。もう一つの目標、3年ぶりのGG賞奪回には大きな山が立ちはだかる。「(西武の)源田は12球団トップクラスのショート。同じリーグで同じ大分出身。源田を抜かないとトッププレーヤーにはなれない。そこを意識して守っていきたい」。2年連続でGG賞に輝いた最大のライバルへの対抗心は強い。

 来季は4年契約の2年目を迎える。「(契約は)あと3年ある。期待してくれる球団に恩返ししないと。しっかり結果を残してチームを引っ張っていきたい」と自覚は十分。来年こそハイレベルな成績を残し、胸を張って契約交渉に臨む。 (長浜幸治)

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