延岡学園8強入り スーツ姿の25歳監督、母校に快勝

西日本スポーツ 松田 達也

■3年ぶりベスト8

 ◆バスケットボール全国高校選手権(ウインターカップ)男子3回戦 延岡学園90-76尽誠学園(26日・東京)

 スーツ姿の青年監督が静かに喜びをかみしめた。延岡学園を率いる25歳の楠元龍水監督は、自身の母校尽誠学園に競り勝っての8強入りに「敬意を持って試合に臨んだ。強い相手に勝つことができて特別な気持ち。感慨深い」とうなずいた。

 9月の練習試合で敗れた相手に対し、前半は僅差ながら、第3クオーターに12点差をつけ、波に乗り、3年ぶりの準々決勝へ。「ディフェンスには満足している」。楠元監督は選手たちの出足の鋭さに目を細めた。

 監督の尽誠学園の同期に、NBAグリズリーズとツーウエー契約を結ぶ渡辺雄太がいる。母校との対戦が決まった前夜、渡辺から連絡を受けたという。「自分は気負ってないのに、あいつの方がそわそわして…」。興奮する同級生をいさめ、気を引き締めた。

 延岡学園では昨年6月、留学生が審判員を殴打した問題が起きた。系列の尚学館中を指導していた楠元監督は、その直後に就任。選手に積極的に声を掛け、コミュニケーションをとってきた。「あんなことがあったけど、頑張っているな、応援してみようかと思われるようなチームにならないといけない」。意気込む指揮官を、司令塔の木下岳人(2年)は「選手の気持ちを尊重してくれる」と評する。

 チームは全国高校選抜優勝大会時代の2011、12年に連覇。「日本一になりたいし、渡辺のような選手を育てたいという夢もある。この大会で指揮を執れる喜びを感じている」と青年監督は語る。世界で戦う仲間への思いも胸に、国内の頂点を目指す。 (松田達也)

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