連覇狙う福岡第一が準々決勝で快勝 男子は福岡勢2校が4強入り

西日本スポーツ 西口 憲一

高校バスケットウインターカップ

 バスケットボールの全国高校選手権(ウインターカップ)は27日、東京都調布市の武蔵野の森総合スポーツプラザで男子の準々決勝と女子の準決勝があり、男子で福岡勢2校が4強入りした。連覇を目指す全国総体覇者の福岡第一は、87-48で桜丘(愛知)に快勝。ダブル主将の小川麻斗(3年)と河村勇輝(同)を中心に全員がコートに立ち、前回3位校を圧倒した。一昨年の準優勝の福岡大大濠は延岡学園(宮崎)との九州対決を63-52で制した。28日の準決勝は、福岡第一-東山(京都)、福岡大大濠-北陸(福井)のカードとなった。

 女子は桜花学園(愛知)と岐阜女子が28日の決勝に駒を進めた。

 時計とともに福岡第一のリードは広がる一方だった。先発選手を全てベンチに下げた第4クオーター(Q)も下級生中心の布陣で差を広げた。「プレータイムをシェアしながら、ベンチ入りメンバー全員を出すのが目標」。河村とのダブル主将でけん引する小川がさらりと明かした。初戦から3試合連続の15人出場。勝つだけではない。勝ち方にもこだわり、観客のため息を誘った。

 狙い通りに序盤から圧倒した。前回準決勝の雪辱に燃える桜丘が福岡第一対策で用いたゾーン守備を蹴散らした。圧巻は第1Qの河村-小川コンビによる得点だ。「外からのシュートは水もの。中から攻めた方が(得点の)確率も上がる」と、ドライブで切れ込んだ河村がノールックパスをゴール下の小川へ。「河村の雰囲気で『来るな』と」。あうんの呼吸で小川が決め、27-10とした。小川はその後も3点シュートを沈めるなど両チーム最多の18点を挙げた。

 V大本命の福岡第一が今年、高校生チーム相手に敗れたのは東山だけだ。夏の全国総体準々決勝では70-56で退けたが、10月に新潟で開かれた交歓大会では59-76と苦杯をなめた。国体もあって個の技術や体力向上に注力していた時期ながら、小川は「自分たちの実力不足。素直に敗戦を受け止めて、やり直した」と説明。堅守からの速攻に磨きをかけ、東京に乗り込んできた。

 準決勝では、その東山と相まみえる。「どんな相手に対しても、ディフェンスからしっかり組み立てていく自分たちのバスケをやるだけ」。河村も小川も声をそろえた。準々決勝は3試合で最少の48失点。ぶれない心とプレーがかみ合い始め、V2ロードが加速してきた。 (西口憲一)

 福岡第一・ハーパージャン・ローレンス・ジュニア(小川、河村と交代で司令塔を務める)「メインコートは自分たちだけに光が当たるし、緊張した。自分たちセカンドチームがつないで、3年生にバトンを渡すことが役割なので、できてよかった」

 同・佐藤涼成(1年生ながら勝利に貢献)「自分が出て、すぐにミスしてしまったが、先輩方に声を掛けてもらって守備で活躍することができた。いい経験ができた」

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