ソフトバンク千賀「因縁の相手」来季再戦熱望メジャー282発男とは

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

 大物メジャーリーガー歓迎! 福岡ソフトバンクの千賀滉大投手(26)が27日、オリックスに新加入するアダム・ジョーンズ外野手(34)との再戦を熱望した。2017年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で米国代表だったジョーンズは、大会で唯一失点した場面で対戦した因縁の相手。その試合で喫した黒星の記憶が消えない右腕は、米大リーグ通算282本塁打を誇る大砲への“リベンジ”に燃える。

■黒星ついた因縁相手

 ヤフオクドームでトレーニングを終えた千賀が、この男の名を耳にすると目に力を帯びた。アダム・ジョーンズ。「あのゴロを打った因縁の相手ですね」。すぐさま初出場した17年WBCの記憶がよみがえった。

 ドジャースタジアムで行われた米国との準決勝。1-1の7回から2番手で登板し、8回1死二、三塁のピンチで打席にジョーンズを迎えた。内角の直球で詰まらせたが、濡れた天然芝ではねたゴロを味方がファンブルし三走が生還。大会唯一の失点が決勝点になった。大会では4試合に登板し、計11回で16三振を奪い防御率0・82でポジション別優秀選手にも選ばれたが、今でも「黒星がついたのは(日本代表で)僕だけ」と傷は癒えていない。

 23日の契約交渉でもポスティングシステムを利用してのメジャー挑戦を求めた右腕が、その思いを強くしたのも、WBCに出場してから。卓越した技術とパワーを兼ね備えた猛者との対戦に心が震えた。

 「あれだけの実績のある選手が日本に来ることは、日本球界にとってもいいこと。(対戦は)楽しみ」と現役バリバリの米大リーガーの来日には、喜びも感じている。

 味方にも“援軍”が加わる。新外国人の左腕マット・ムーア(30)はレイズ時代の2013年に2年連続2桁勝利となる17勝をマークするなど、米大リーグ通算54勝と実績は十分。ホークスに米大リーグで50勝以上の勝ち星を挙げた投手が所属するのは、13年にプレーした通算108勝右腕のパディーヤ以来のことだ。「最近は(メジャーで活躍した投手が)いなかったけど、経験を話してくれるのであれば聞いてみたい」と探究心をくすぐられる。

 他球団を見渡しても、西武は11年の全米ドラフト1巡目のスパンジェンバーグを獲得。リーグこそ違うが巨人にはナショナルズのワールドシリーズ優勝に貢献した通算1312安打の外野手パーラ、ヤクルトにはゴールドグラブ賞歴がある遊撃手エスコバー、また阪神には通算92本塁打のボーアなど、米大リーグの一線で活躍した助っ人が続々と来日予定。メジャー挑戦を夢見る右腕にとっても、刺激が増える2020年シーズンになる。 (鎌田真一郎)

PR

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング

PR

注目のテーマ