ソフトバンク内川、期間限定「ぼっち」の一因に鈴木誠也

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

■福岡市内でトークショー

 ぼっちで総仕上げ! 福岡ソフトバンクの内川聖一内野手(37)が28日、プロ入り後初めて「期間限定単独トレ」を行うことを明かした。「チーム内川」の主要メンバーだったチームメートの上林や広島の鈴木誠は来年1月の合同自主トレに参加しないが、例年通り7人程度の大所帯となる予定。ただ、立ち上げと仕上げは独りっきりで自身の体とじっくり向き合い、プロ20年目へ状態を上げていく計画だ。この日は、福岡市内の商業施設であったトークショーに参加した。

■自主トレ例年通り7人程度の大所帯

 2019年、福岡で最後の仕事を終えた内川は、プロ20年目に向けた準備段階で試みようとしている新たなアプローチを明かした。年明けは1月6日から大分県別府市で始動し、14日に宮崎県日向市へ移動して26日までトレーニングを行う予定。その立ち上げとなる最初の3日間と、仕上げとなる最後の4日間は、己のことだけに費やせる時間にするという。

 「期間限定だけど、自分のことに没頭できる時間を設けようと思う。自分自身でやらないといけないことが明確になったからこそ、一人で体に向き合う時間が必要だと思った」

 今季は初のゴールデングラブ賞を受賞したものの「打率3割を前提にしてきた」と語るバットマンは、3年ぶりに規定打席に達しながら打率は2割5分6厘にとどまった。巻き返しを期し、既に8月から瞬発的な出力を向上させるため「無意識に使えていたのに使えなくなった」という部位を刺激するようなトレーニングを継続。周囲を気にすることなく、37歳の体と徹底的に“会話”する時間は重要になる。

 特に最後の4日間は、打ち込める環境が整う。合同自主トレに同行する3人の打撃投手を独り占めできる上、室内練習場を完備する日向では天候に左右されることもない。打棒復活へ向け、心ゆくまでバットを振ることも可能だ。

■チーム内川門下生 誠也と上林“卒業”

 今や侍ジャパンの4番にまで成長した広島の鈴木誠や、昨オフまで5年連続でトレーニングをともにした上林は独り立ちする。「僕も(横浜時代、石井)琢朗さんに(自主トレの)基礎をつくってもらった。若い選手には『ずっとチーム内川でも困る』と言っていたし、誠也(鈴木)が『自分でやる』と言ってきたのはうれしかった」と“教え子”の巣立ちも単独トレを行う一因になった。

 一方、現役通算2171安打のヒットメーカーの門をたたく選手は球団の垣根を越えて絶えず、今回も7人程度の大所帯になる。門下生の手本であり続けるためにも、一人の空間でみっちりバットを磨き上げる。 (鎌田真一郎)

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