史上初決勝対決 福岡大大濠監督「福岡のレベルの高さをコートで」

西日本スポーツ 松田 達也

 ◆バスケットボール全国高校選手権(ウインターカップ)男子準決勝 福岡大大濠99-69北陸(福井)

 高校バスケットボールのウインターカップ(全国高校選手)は28日、東京都調布市の武蔵野の森総合スポーツプラザで男子の準決勝があり、連覇を目指す全国総体1位の福岡第一と福岡大大濠がそれぞれ29日正午から同スポーツプラザである決勝に進出した。福岡県勢同士の決勝は大会史上初めて。福岡第一は2年連続4度目、福岡大大濠は1993年度大会以来3度目の優勝を目指す。

 ライバルへの挑戦権は譲れなかった。福岡大大濠は、今夏の全国総体準優勝の北陸を圧倒。一足先に決勝進出を決めていた福岡第一との決勝を実現させた。エース横地聖真(3年)は「第一は勝つと信じていた。最後は自分たちが倒してやりたいと思っていた」と腕をまくった。

 打倒第一への燃える思いを準決勝でも体現した。互いに正確なシュートを決め合う点の取り合いで、西田公陽(同)は第1クオーターだけで4本の3点シュートを決めた。「思い切って打つだけ。それができた」。効果的な働きを見せた主将は力強くうなずいた。

 3学年上の兄の優大も福岡大大濠でプレーし、チームには1学年下で弟の陽成がいる。今大会は見せ場が少なく、本来の力を発揮しきれていない陽成を励まし、助言を送りながら、家族にとって悲願の頂点を目指す。

 チームをまとめる主将は、オフェンスリバウンドでの貢献に加え、相手のエースを阻止する役割にも意欲を示す。頂点に立つには、攻撃を引っ張る河村封じが欠かせない。「勝負強さは分かっているので」と気を引き締めた。

 攻撃面で河村とのエース対決となる横地は「得点を取るのが自分の仕事」と言い切った。27日の夜、福岡第一の小川主将から「決勝で対戦しよう」と連絡をもらった。今年は主要な公式戦で7戦全敗と分が悪いが、2017年大会は準決勝で福岡大大濠が勝利した。当時も出場した横地は「相手のことは知り尽くしている」と自信を示した。

 片峯聡太監督は「福岡のレベルの高さをコートでめいっぱい表現できたら」と意気込む。大会の出場権を逃した昨年は、奈良で合宿をしながら福岡第一の優勝を知った。悔しさは今も忘れない。「福岡決勝」は、その思いを晴らす最高の舞台となる。 (松田達也)

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