松本Vヤンググランプリ

西日本スポーツ

 余裕を持って差し切った松本は、力強いガッツポーズで喜びを表した。だが表情を崩すことはない。通常開催を走り終えたのと同じように、笑顔を見せずに検車場に引き揚げてきた。

 2年半前にデビュー。同期の山崎賢人や南潤が先に脚光を浴びる中、地道に力をつけてきた。昨年のこの大会では、愛媛3車の先頭を買って出た。逃げて8着に終わったが、4角手前まで先頭で踏ん張り、山崎や南を封じた。先行選手としての松本の評価が大きく上がった一戦だった。

 それから1年。今年は5月のS級初Vを含めてF12Vなど、さらに力量アップ。今回優勝しても「取れると思っていなかった。G1の予選通過もできない実力なので」と謙遜するが、バック数20本を持ちながら110点の高得点を誇るパワーあっての優勝。「終BSで後ろが来ていない感じだったので、脚をためてためて、最後に目いっぱい踏んだ。ずっと軽いと感じていた」。鍛え上げた脚をさく裂させて、111期で最初のG2制覇を達成した。

 今後の目標を聞かれると「四国の先輩方に信頼してもらえるような先行選手になって、G1の決勝に乗りたい」と一層表情を引き締めた。この優勝にもおごることなく精進を続ける松本なら、すぐにでもその目標を達成するはずだ。 (野口雅洋)

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