佐賀工が「キヨシ」流で絶好調発進 父が元日本代表のSO立川は2T

西日本スポーツ 喜瀬 雅則

 ◆全国高校ラグビー大会2回戦 佐賀工97-0若狭東(30日・大阪・花園ラグビー場)

 第99回全国高校ラグビー大会第3日は30日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で2回戦16試合が行われ、Bシードの佐賀工が若狭東(福井)に97-0で快勝し2大会ぶりの初戦突破を決めた。父が元日本代表というSO立川大輝(3年)が2トライを決めるなど15トライと攻めまくった。東福岡は松山聖陵(愛媛)を100-14で破り、優勝した96回大会以来の100得点スタートを切った。長崎北陽台はAシードの桐蔭学園(神奈川)に7-38で敗れ、3回戦進出を目指した初出場の大分東明はBシードの常翔学園(大阪第2)に5-83で敗れた。

■15T11G

 Bシードの佐賀工が15トライ・11ゴールで97得点の猛攻、守っても若狭東を完全に封じての完勝で、2大会ぶりの2回戦突破。「絶好調!」の合言葉通りの豪快発進だ。

 「勢いが大事。高校生は試合の入りの気持ちが試合を左右したりしますから」と枝吉巨樹監督の提案で、今春から取り入れたルーティンは、グラウンドに足を踏み入れる直前に、メンバー15人が1人ずつ「絶好調!」と叫ぶ、通称“絶好調タイム”。そのモデルはもちろん、巨人で活躍したDeNA前監督の「中畑清さんです」と枝吉監督。自らに暗示をかけるキーワードに「モチベーションが上がります」というSO立川も前半5分、後半13分と2トライを挙げる大活躍。まさしく“キヨシばり”にチーム全体を鼓舞した。

 その立川の父は、佐賀工OBで、日本代表FBとして通算21キャップを誇る剛士氏。中学時代までサッカーのMFだったが、目指していた強豪校に入れず「ラグビーなら初心者でもいろいろなポジションがある」と父の勧めもあって母校へ進学。来春からは、父の出身大で現在、コーチも務めている関東学院大に進学予定で「お父さんみたいになりたい」と、その背中を追い続けている。

 昨年もBシードながら2回戦の初戦で京都成章に0-33と完敗し「今の3年生は悔しい思いをしたと思います。今回は勢いをつけて、佐賀工のラグビーを見せたい」と枝吉監督。元日の3回戦は同じBシードで、昨年度ベスト4の流通経大柏(千葉)と対戦。「ここがターニングポイント。きっちりと勝って、ベスト8に進みたい」と立川。年明けも“絶好調モード”での強豪撃破を誓った。 (喜瀬雅則)

 ◆立川剛士(たちかわ・ごうし)1976年11月25日生まれ、佐賀県出身。佐賀工高でラグビーを始め、3年連続で花園出場。関東学院大に進み、3年時に大学選手権初優勝。主将を務めた4年時に同選手権連覇を達成した。卒業後、東芝府中(現東芝ブレイブルーパス)入り。2005~06年ジャパントップリーグで優勝に貢献し、MVPに輝いた。16年に引退。当時、182センチ、93キロ。日本代表キャップ21。現在は関東学院大でコーチを務める。

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