【1位】九州ツアー支えた1期生 新時代の先頭走れ〈HKT10大ニュース〉

西日本スポーツ 古川 泰裕

 2020年、明けましておめでとうございます! さあ、1位の発表です。

 7月から約3カ月かけて、九州7県をめぐったコンサートツアー「あの支配人からの、卒業」。ツアー全公演で全力を貫いた松岡はな、念願の熊本公演で自ら作詞した「わたしのふるさと」を歌った田中美久という両エースの奮闘は感動すら覚えるものだったが、指原莉乃のいない4年半ぶりの九州の旅で特に際立ったのは、1期生の活躍だった。

 中でも村重杏奈は、MVP級の活躍と言っていいだろう。ツアー名物の寸劇では、主役の「指レンジャー」の敵役「ツイン村重」を演じた。あの支配人・指原の教えを誰より大切に思う存在として、全公演で声を張り上げ奮闘した。最終公演でスタッフやメンバーに号泣しながら感謝を伝える姿を見て、涙を誘われたファンも多かったのではないだろうか。コンサート終盤の「誰より手を振ろう」という曲では、毎公演、間奏中に拳を突き上げながら跳びはねてメンバーを盛り上げた。村重に応えたメンバーたちが次第にステージ中央にかたまり、同じように声を上げる。盛り上がりと一体感はステージから会場の隅々へと広がり、筆舌に尽くしがたい多幸感を生んだ。

 リハーサル期間中、みんなで円になって話し合うことを提案するなどグループ全体をリードし続けた松岡菜摘や、これまで以上に気合の入ったパフォーマンスでステージをけん引した本村碧唯らはもちろん、10人全員がそれぞれの役割を最大限に果たしたからこそ、同ツアーが「みんなが同じ方向を、前を向くことができる機会」(本村)になったのだろう。

 ステージで拳を突き上げジャンプする村重を見ながら、松岡菜摘が指原の卒業公演で読み上げた手紙の一文を思い出した。

 「さっしーが卒業するいま、8年たってやっと、私たちは1期生になれる気がします」

 グループを象徴し、支え、けん引する存在=オリジナルメンバー。彼女たちが本当の意味での1期生となったことを、ほかでもない彼女たち自身が胸の内で強く実感しているような気がした。新劇場に初のオリジナル公演…。二つの大きな転機が訪れそうな2020年。グループの歴史に深く刻まれる「新時代」の先頭を、笑顔で走り抜いてほしい。(古川泰裕)

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