旭化成4連覇、ノーベル賞・吉野氏がゴールでサプライズ祝福 ニューイヤー駅伝

西日本スポーツ 末継 智章

 ◆全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝、1日・群馬県庁前発着、7区間100キロ)
 旭化成が4時間46分7秒で4連覇を達成した。大会4連覇以上は1990~95年大会に6連覇した旭化成以来。歴代最多を更新する25度目の優勝で、平成最初の大会だった1990年大会に続き、令和最初の大会でも頂点に立った。ゴール地点では昨年ノーベル化学賞を受賞した吉野彰・旭化成名誉フェローが出迎え、中継中のテレビ局アナウンサーが驚く場面も。吉野氏は万歳をするなどして祝福した。

 ニューイヤー駅伝初出場で6区(12・1キロ)を任された20歳の小野知大が2位でたすきを受けると、区間新の走りでトップに浮上。一気に独走態勢を築き、7区(15・5キロ)の鎧坂哲哉も区間新記録の走りで突き放した。

 1区(12・3キロ)で2位と好発進した旭化成は2区で先頭に。4区(22・4キロ)でトヨタ自動車に抜かれて12秒差つけられたが、5区の村山謙太が東京五輪マラソン代表の服部勇馬(トヨタ自動車)との差を5秒まで詰めてたすきをつないだ。すると社会人2年目の小野知大が積極的に飛ばして4キロすぎで逆転。区間記録を36秒も更新する驚異の快走で独走態勢を築いた。

 小野は坂ノ市中(大分)3年時に出場した2014年の全国中学校駅伝2区で30人抜きをして区間賞を獲得。鶴崎工高(大分)1年時にはアジア・ユース選手権男子3000メートルで銀メダルを獲得するなど、早くから将来を嘱望されており、元日の晴れ舞台で才能を開花させた。小野は「(駅伝では)中学以来久々の全国の舞台で緊張したけど、走れてよかった。これからもどんどん頑張って、僕の名前が広がっていくといい」と目を輝かせた。

 過去に数々の五輪マラソンランナーを輩出していきた旭化成だが、昨年9月の東京五輪マラソン代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場資格を誰も獲得できなかった。五輪代表争いで厳しい立場に立たされているチームに活力を与える新星誕生と4連覇となった。(タイムは速報値)

PR

陸上 アクセスランキング

PR

注目のテーマ