マラソン東京五輪代表・服部に7秒競り勝ち、3枠目狙う旭化成・村山謙に勢い

西日本スポーツ 伊藤 瀬里加

 ◆全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝、1日・群馬県庁前発着、7区間100キロ)
 東京五輪のマラソン代表を最後まで諦めない-。そんな思いを、旭化成の村山謙は新年最初の走りに込めた。15・8キロで競う5区。トップを走るトヨタ自動車と12秒差でたすきを受け取った。追う相手はマラソンで五輪代表を決めている服部勇馬。「例年以上に勝ちたい気持ちが強かった」。自然と闘志が沸いたが冷静だった。

 序盤から突っ込むレース展開を得意とするイメージを逆手に取る。じわじわと追い上げ、服部勇の焦りを誘う戦術を仕掛け「安定したペースで押していく勇馬くんの走りが崩れた分、自分の展開に押し込めた」。服部勇を7秒上回っての区間賞に「今後へ弾みになる」とうなずいた。
 6区の小野知大が区間新記録でトップに立ち、アンカー鎧坂哲哉も区間新締め。西政幸監督も「村山謙が我慢強く走ってくれたことが小野につながった」と目を細めた。

 マラソンで数々の五輪ランナーを輩出してきた旭化成だが、昨年9月の東京五輪マラソン代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」に誰も出場できなかった。日本代表の残り1枠は、国内指定レース(3月の東京、びわ湖毎日)で、日本記録(2時間5分50秒)を塗り替えた最速の選手に決まる。該当者がいない場合はMGC3位が五輪切符を獲得する

 村山謙のマラソン自己ベストは2時間8分56秒ながら、1万メートル27分台中盤のスピードも備え、チームの中でも期待がかかる存在。東京マラソンに出場予定で「この区間賞をステップに、結果を出したい」と力を込めた。(伊藤瀬里加)

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