日章学園清原が市船橋止めた 控えGK大仕事、PK戦制す
■全国高校サッカー選手権
両手を目いっぱい広げ「よっしゃ! 来い!」と叫んで気合を入れる。GKとしては上背のない170センチ。日章学園の清原寛斗(2年)が相手に威圧感を与えるためのルーティンだ。80分間で決着がつかずに迎えたPK戦。互いに6本ずつを成功させた後の7本目に、大仕事をやってのけた。
相手のシュートコースを読み切って右に横っ跳び。右手一本ではじいた。「でかい大会でPKを止めてヒーローになることが夢だった。うれしいです」と喜びをかみしめた“PK職人”。Jクラブへの内定者2人を擁する優勝候補の市船橋を撃破する立役者となった。
PK要員のGKとして後半終了間際にピッチへ。送り出した早稲田一男監督は「勝負師の要素を持った子」と信頼する。あらかじめ役割を伝えられていた清原は、ベンチで相手の蹴り方を観察しながら出番を待っていた。
PK戦を想定した準備も重ねてきた。大会直前は「宣言PK」を実施。キッカーがコースを指定する珍しい練習メニューで、どこまで腕を伸ばせばボールに手が届くかなど、細かな感覚を養ったという。成果を披露し、清原は「効果ありました」としたり顔だ。
3回戦は四日市中央工(三重)と対戦。清原は「(見ている)人が多いと、ぞくぞくする。伝説をつくりたい」と威勢がいい。2010、13年度に並ぶ過去最高の8強へ、強豪撃破の勢いを加速させる。 (伊藤瀬里加)



























