鎮西・水町「トマト効果」でV奪回だ 春の高校バレー

西日本スポーツ 前田 泰子

 全日本バレーボール高校選手権(春高バレー)が5日、東京都調布市の武蔵野の森総合スポーツプラザで開幕する。決勝は男女とも12日に同会場で行われる。男子で2大会ぶりの優勝を目指す鎮西(熊本)のエース水町泰杜主将(3年)は、1年時に主力として活躍して優勝に貢献。昨年は2年生ながら主将としてチームを引っ張って4強に導いた。高校最後の大会で有終の美を飾る意気込みだ。

■有終のVへ万全

 3度目の「春高」を前にした水町の意気込みは、過去2回とは比べものにならない。

 「負けたら(高校バレーは)引退。これまでやってきたことを全部ぶつけたい」

 一昨年は1年生ながら3年生エースの鍬田憲伸(中大)とダブルエースで優勝に貢献。優秀選手賞にも輝いた。昨年は2年生主将としてチームを引っ張ったが準決勝で涙をのんだ。水町に負担がかかりすぎ、1日で3回戦と準々決勝の2試合を戦った日にふくらはぎがつって、思うようなプレーができなかった。準決勝もベストな状態ではなく、不完全燃焼のまま終わった。

■トマト1日1個

 その運動能力と卓越したセンスで2年の夏、アジアユース選手権(U-18=18歳以下)で最優秀選手(MVP)を獲得。ただ唯一の「弱点」がある。エースとしてかなりの運動量をこなす一方、昨年の春高のように試合中に脚がつることも多かった。課題の克服へ、見つめ直したのが食生活だった。

 昨年、U-19(19歳以下)日本代表候補合宿で技術面も含めて学んだ中で「勝ちたいなら食事から変えないといけない」と感じた。自分に足りない栄養素を調べ、友人の母親でもある栄養士から食事や栄養面を勉強。菓子やジュースは一切口にしない。脚がつることの予防にカリウムが効果的と知り「カリウムを多く含むトマトを1日1個食べているんです」。全てはベストな状態でプレーするためだ。

 水町の将来の夢は両親と同じ教師になり、バレーの指導をすること。卒業後は早大へ進学する。昨夏の全国総体で鎮西は決勝トーナメント2回戦で東山(京都)に敗れた。今回の春高では5日の1回戦で天理(奈良)と対戦。順当なら7日の3回戦で全国総体準優勝の東北(宮城)と当たるなど厳しい戦いが続きそうだ。「もう一度、決勝のコートに立ちたい」。激戦を勝ち抜き、センターコートで再び歓喜を味わう。 (前田泰子)

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