中学盟友対決 東福岡井上、桐蔭伊藤主将 全国高校ラグビー

西日本スポーツ 前田 泰子

■決勝進出懸け きょうライバル激突

 ライバルを倒して3大会ぶりの決勝進出だ。第99回全国高校ラグビー大会準決勝は5日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で行われる。7大会連続4強の東福岡は前回大会の準決勝で敗れた桐蔭学園(神奈川)と対戦する。フランカー井上風雅(3年)は中学時代、桐蔭学園のSO伊藤大祐主将(同)と同じクラブチームに所属。元チームメートと最高の舞台での対戦が実現した。まずは目前の宿敵を撃破し、優勝した第96回大会以来の決勝進出を目指す。4日は兵庫県神戸市内で練習して決戦に備えた。

 待ちに待った決戦に臨む。「花園」の準決勝で桐蔭学園と対戦する。桐蔭学園とは前回大会の準決勝で敗れ、昨春の選抜大会準々決勝でも敗れている。さかのぼれば2018年春の選抜大会から7人制を含めて全国大会で4戦全敗。東福岡は桐蔭学園に上位進出をことごとく拒まれてきた。

 この対戦を楽しみにしているのがフランカー井上だ。井上は筑紫丘ラグビークラブジュニアスクール出身。桐蔭学園の伊藤大祐主将とは中学時代のチームメートだ。「中2のときに伊藤が入ってきて、すごく仲も良かった」。高校入学後も連絡を取り合っている。

 同じ楕円(だえん)球を追った2人は高校で別々の道へ。伊藤は「ヒガシを倒したい」と桐蔭学園進学を決めた。一方、井上も県外の高校へ進むつもりだったが、「高いレベルのチームでやりたい」と東福岡へ進んだ。1年生から活躍し、強豪校の主将を務める伊藤。高校日本代表候補にもなっている。井上は「桐蔭学園ですごく伸びていてびっくりした」と驚きを隠せない。昨春の選抜大会以来の対戦を心待ちにする。

 今大会前の情報では、FWの平均体重は東福岡の約93・1キロに対し、桐蔭学園は約95・5キロ。例年にないほど相手のスケールが大きい。「選抜大会では(タックル後にボールを争奪する)ブレークダウンでやられた。コンタクトを強化してきたので練習してきたことを出したい」。サイズのハンディを埋めるために毎朝、ウエートトレーニングなどでフィジカルを鍛えてきた。

 井上は昨年の準決勝でもフランカーで出場し悔しさを味わっているだけに、この一戦に懸ける思いは人一倍強い。「去年みたいに悔しい思いをしたくない」。ライバルを乗り越えて3大会ぶり7度目の優勝を懸けた舞台に上がる。 (前田泰子)

■伊藤は久留米市出身

 チームとしての因縁に加え、選手同士のつながりも深い。桐蔭学園のSOを務める伊藤主将は福岡県久留米市出身。小学生時代は、りんどうヤングラガーズ(同市)、中学時代は筑紫丘ラグビークラブジュニアスクール(福岡市)に在籍した。中学生の福岡県選抜のメンバーとしても活躍。第22回全国ジュニア大会では決勝で京都府中学校選抜に22-31で敗れたが、伊藤をはじめ、現在の東福岡でもチームを引っ張る広瀬、永嶋の両主将、森ら主力メンバー9人が福岡県選抜として日本一を目指して戦った。

 

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