8大会ぶりV目指す東九州龍谷 双子の1年生が春高デビュー

西日本スポーツ 西口 憲一

 ◆全日本バレーボール高校選手権(春高バレー)女子2回戦 東九州龍谷2-0橘

 白星発進後のコートで初々しい笑みがはじけた。女子で前回まで2大会連続準優勝の東九州龍谷は、初戦でスタメンに3人の1年生を抜てき。セッターの新改星南は、双子の妹でレシーバーの栞南(かんな)とともにオレンジ色のコートに立った。「先輩たちを信じて一生懸命トスを上げました」。身長184センチの荒木彩花(3年)やハイジャンパーの室岡莉乃(2年)ら世代別代表選手に交じって堂々の春高デビューを果たした。

 攻守にハイレベルの選手がそろう中、丁寧なトスアップで1年から正セッターの座をつかみ取った。「あの子は優しい顔をしているけれど、ここもしっかりしているから」。胸の辺りを押さえた竹内誠二監督の声もかれていた。竹内監督は若手世代の女子日本代表監督に就任した相原昇氏の後任として昨年コーチから昇格。春高初采配を勝利で飾り、安堵(あんど)の笑みを浮かべた。

 伝統の高速コンビバレーを展開するのにセッターの安定したトスワークは不可欠。8強止まりだった昨夏の全国総体では優勝した就実(岡山)にストレート負けした。「私のトスがぶれてしまって…」。新改星南は苦手だったレフトへのトスを居残り練習で克服。春高の初戦では、要所でエースの室岡にボールを集めて橘の反撃を断ち切った。

 出身校の鹿児島県さつま町の山崎中は、3年時に全校生徒が27人しかおらず、自身が卒業した昨春に閉校。寂しさを抱えながらも、憧れの「東龍」での活躍を誓い、故郷を離れた。東京五輪イヤーの今年、同県で国体が開催される。「励みになっています。頑張って、地元の人たちに元気な姿を見せたい」。春高の新ヒロイン候補が8大会ぶりの頂点を狙う「東龍」の希望の「星」になる。 (西口憲一)

PR

バレー アクセスランキング

PR

注目のテーマ

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング