4大会ぶりV狙う東福岡 2年生エース柳北はサラダチキンで5・5キロ減量

西日本スポーツ

 ◆全日本バレーボール高校選手権(春高バレー)男子2回戦 東福岡2-1愛工大名電

 バレーボールの全日本高校選手権(春高バレー)は6日、東京都調布市の武蔵野の森総合スポーツプラザで男女の2回戦が行われた。4大会ぶりの優勝を狙う男子の東福岡は、2年生エースの柳北悠李(やなきた・ゆうり)が攻撃を引っ張って愛工大名電(愛知)に2-1で競り勝った。女子で8大会ぶりの優勝を目指す東九州龍谷(大分)は1年生セッター新改星南(しんかい・せな)の活躍で橘(神奈川)を2-0で破った。このほか、男子は大村工(長崎)、鎮西(熊本)、西原(沖縄)、女子は熊本信愛女学院、延岡学園(宮崎)が3回戦に進んだ。男子の大分南、鹿児島工、女子の誠修(福岡)、鳥栖商(佐賀)、九州文化学園(長崎)、鹿児島女子は敗れた。7日は男女の3回戦と準々決勝が行われる。

 ヒガシの「キータ」が、精悍(せいかん)さを増して春高に帰ってきた。男子で昨夏の全国総体4強の東福岡が、同8強の難敵、愛工大名電に競り勝って初戦を突破。チームを引っ張ったのは2年生エースの柳北だ。

 3枚ブロックでマークする相手に豪快なスパイクで立ち向かい、バックアタックも決めた。それでも満足していない。「自分のプレーができず、3年生に助けてもらった試合だった」。柳北の口からは反省の言葉ばかりが並んだ。

 4大会ぶりのVは柳北の出来にかかっている。身長192センチで最高到達点は高校トップクラスの345センチ。藤元聡一監督が「私が見た中で一番」と言い切る逸材の課題は、能力を発揮するための体重管理だった。

 2018年12月にユース日本代表合宿に参加した際、適正体重が87キロ台であると教えられた。ただ太りやすい体質で調整に苦労してきた。それでも今大会に向けてはもちろん、将来を見据えて一念発起。「日本一になるためには必要」と、大会前の約1カ月かけて93・5キロから87キロ台へのダイエットに挑戦した。

 栄養士の指導を受け、大好きなパンをはじめとした炭水化物を制限。サラダチキンや野菜中心の食生活を送った。自宅では甘えが出ると考え、チームメートの家に約2週間泊まり込んだほど徹底した。

 仲間たちがボールを使って練習する中、延々とランニングやバイクを続ける日もあった。努力の末に体重88キロで迎えた初戦。感覚の違いに戸惑ったが、動きが軽くなり、力強いスパイクをたたき込んだ。

 前回は3回戦敗退。準々決勝とのダブルヘッダーとなる7日に向け「3年生に頼ってもらえるプレーを」と誓う。名前が似ているプロ野球ソフトバンク・柳田悠岐ばりのスケール感の持ち主。その才能が完全に花開いたとき、頂点がはっきりと見えてくる。 (伊藤瀬里加)

PR

バレー アクセスランキング

PR

注目のテーマ

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング