優勝から始まった3年間に涙で幕 鎮西エース水町力尽きた

西日本スポーツ 伊藤 瀬里加

 バレーボールの全日本高校選手権(春高バレー)は7日、東京都調布市の武蔵野の森総合スポーツプラザで男女の3回戦と準々決勝を行った。男子では今大会屈指のアタッカー、水町泰杜主将(3年)を擁する鎮西(熊本)が3回戦で全国総体準優勝の東北(宮城)を破ったが、準々決勝で駿台学園(東京)の前に涙をのんだ。

 第3セットでマッチポイントを握られた鎮西のトスは全て、エース水町に集まった。3枚、2枚とブロックがつき決まらない。3度目のスパイクは3枚ブロックにはじき返されてゲームセット。「もっとバレーがしたかった。このメンバーでもう練習ができないと思ったら…」。涙が止まらなかった。

 2試合連続でのフルセット。エースは「足はガクブルでした」と明かす。3回戦の東北戦から打数が多く、駿台学園との準々決勝はサーブでも徹底的に狙われた。負けずに力強いスパイクやサーブで得点を重ねたが、体力的にはもう限界だった。

 1年で春高優勝を経験し、昨年は2年生主将として4強入り。今年も大会屈指のアタッカーとして注目を集めた。栄光も挫折も味わった3年間。「自分が打てば勝てるし、打てなければ負ける。自分しかできない、いい経験だった」と振り返った。

 卒業後は早大に進学予定で、セッター転向も視野に入れている。「自分じゃないとだめだという選手になりたい」。涙を拭い、新たなステージでの活躍を誓った。 (伊藤瀬里加)

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