J2福岡の長谷部新監督「にわか」も巻き込む 昇格ノルマは勝ち点81

西日本スポーツ 向吉 三郎

■新体制発表&始動

 J2アビスパ福岡は9日、福岡市の雁の巣球技場で始動し、練習後に同市内のホテルで新体制発表会を開いた。「J1自動昇格」を目標に掲げた長谷部茂利新監督は「勝ち点81」をノルマに設定。16位に終わった昨季は大幅に落ち込んだホームの観客を呼び戻すために、「にわか」ファンも取り込むような感動的な勝利を目指すことを誓った。

■期待の新加入13人

 逆襲のシーズンへ、長谷部新監督が高いノルマを設定した。昨季、勝ち点44で16位に沈んだチームに与えた勝ち点の目標はその倍近い81。会見前の練習場でサポーターに「J1昇格の目標に特化して臨みたい」と宣言した知将は「昇格するための数字を探り、自分の考えた感触も含めた目標」と自信をのぞかせた。

 昨季、ぶっちぎりでJ2を制した柏の84に近く、2位で自動昇格を果たした横浜FCの79を上回る勝ち点だが、達成できるだけの戦力は整った。

 2年連続でクラブの過去最高順位を更新するなど水戸を大きく躍進させた長谷部戦術の中心を担った前を水戸から獲得。湘南や柏でJ1昇格を経験した菊池、長崎をJ1昇格に導き大宮でも活躍したスペイン人FWファンマ、元スウェーデン代表のDFサロモンソンら13人の新加入選手には豪華な顔ぶれが並んだ。

 「ゴールに向かって前への推進力を出し、守備では高い位置でボールを奪いたい」と明かした長谷部監督の戦術を実践できる選手がそろい、新任の柳田伸明強化部長も「既存の選手も含めてアグレッシブ(積極的)な戦いができる選手がそろった」と胸を張った。

■にわかファン歓迎

 さらに長谷部監督は昨年、平均観客入場数で前年の8873人から約2000人も減少したホームの観客を呼び戻す意欲も披露。「内容と結果の両方が良ければお客さんは来てくれる」。昨年のラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で史上初の8強入りを果たした日本代表の戦いぶりに感動し「にわかラグビーファン」が増えたように「“にわか”の方も巻き込んでいけたら」と快進撃でファンをスタジアムに呼び込む決意を示した。

 「アグレッシブ。この言葉に尽きる。その姿を見て感動が心に宿る」

 2005年、10年、15年にJ1昇格を果たした福岡にとって今季は「昇格の年」。クラブのスローガンのように「感動と勝ちにこだわる」姿勢で大願を成就させる。 (向吉三郎)

   ◇    ◇

 村上「シュートストップとハイボールの強さが持ち味。J1昇格に貢献したい」

 湯沢「チームとともに昇格するために泥くさく戦いたい」

 サロモンソン「私はサイドの選手でスピードが特長。多くのクロスを上げることができる」

 上島「監督が求めることを表現し、(柏から福岡に移籍して活躍した)中村航輔選手や古賀太陽選手のように(選手として)大きな姿を見せたい」

 前「J1昇格を果たすために覚悟を持ってやりたい」

 重広「アグレッシブにプレーするスタイルは僕に合う。アビスパのために力を注ぎたい」

 福満「このチームを必ずJ1昇格させたい。チャンスメークや裏への飛び出しが特長」

 ファンマ「昇格のために自分の持っている力を全力で出したい」

 東家「(下部組織出身で)育ててもらったクラブでプロのキャリアをスタートできることは誇りに思う」

 遠野「ゴールへの意識、ドリブルでの仕掛けが持ち味。目標のため、全力で戦いたい」

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