ソフトバンク高橋純「焦りがある」吉野家に頻繁に通う理由とは

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

■筑後で本格始動

 白米で増量中! 福岡ソフトバンクの高橋純平投手(22)が9日、米中心の「食トレ」を行っていることを明かした。この日、筑後のファーム施設で自主トレを本格始動。シーズンを通して戦える体を求めて牛丼チェーン「吉野家」にも頻繁に通う右腕は、既に今オフ体重が4キロ近く増えたという。先発に挑戦する今季、目標の先発ローテーション入りへ向け、特盛ボディーで勝負をかける。

 地元の岐阜から愛車を運転し、高橋純は福岡に戻ってきた。本来なら常夏の島、米グアムで松田宣らとともに合同自主トレを行う予定だったが、事情が変わり国内に“残留”することに。「筑後でやることになったけど、暖かいですね」。グアムとまではいかずとも最高気温13・5度という春を感じさせる陽気の中、ランニング、キャッチボール、ノックと長距離移動の疲れを見せることなく爽快な汗をかいた。

 端正な顔は心なしか、丸みを帯びていた。取り組んでいる「白米トレ」の効果が出ている証しだ。「栄養を考えればいろんなものをとらないといけないんだろうけど、まずは増やすことを考えて」。シーズンを戦い抜く体を求めて日本の主食に箸を伸ばし、体重は秋季キャンプ後から約4キロ増の86キロになった。

 まずは通常の食事で白米を茶わん1杯から2杯、2杯から3杯とおかわりの回数を増やしていった。焼き肉でも肉より米。最も効果的だったのは牛丼チェーン大手の「吉野家」だ。今までは牛丼の並盛(652キロカロリー)を注文していたが、今ではボリュームが倍近い特盛(1030キロカロリー)をかき込むようになった。

 1軍の世界に本格的に触れたことが、こうした増量チャレンジに挑むきっかけになった。東浜や岩崎らは見かけは細身でも食事量は多いことに気付いたという。「(1軍選手は)よく食べて、よくトレーニングする」。高いレベルで戦う上では食が重要な要素であると実感した。

 もちろん、やみくもに体重だけを増やしているわけではない。3年目まで1軍で1試合の登板にとどまっていた右腕にとって、45試合に投げた昨季が実質“1年目”だった。反省点は高校時代に痛めた左太もも裏の古傷の影響もあり、シーズン中にウエートトレーニングをほとんどできなかったこと。それが終盤の疲れにつながったと分析する。

 不安を取り除くため、下半身を鍛えるスクワットやデッドリフトに取り組む動画をトレーナーに送りアドバイスを仰ぐなど、肉体改造と並行して課題克服を目指している。すべては、先発転向で目標に掲げるローテーション入りのため。「焦りがあります」。1軍の舞台で収穫と同時に課題が見えたからこそ、満腹になることのない充実のオフを過ごしている。 (鎌田真一郎)

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