ソフトバンク周東が目指す「テレビで見てきた人」激戦区二塁で勝負

西日本スポーツ 長浜 幸治

 本多さんの後継者になる!! 福岡ソフトバンクの周東佑京内野手(23)が10日、二塁のレギュラー取りを改めて誓った。6日から北九州市内で始まった自主トレでは、今宮から連日スローイング指導を受けるなど守備力強化を最大のテーマにおく。ホークスの二塁の絶対的レギュラーは、2018年に引退した本多雄一内野守備走塁コーチ(35)を最後に現れていない。侍でも躍動したいだてんが一気にその座を狙う。

 約1時間の内野ノック後、周東の“特守”が始まった。今宮が転がしたボールを素手で捕り、ゆっくりとしたステップで一塁に送球。周東はスローイングで手首に力が入る癖を修正するため「手首なんて使わない。手首なんて体にはない」とつぶやきながら、40分間送球を繰り返した。「軽く投げても強い球がいくようになった」。効果を実感した様子だ。

■守備力向上が課題

 「(自主トレに参加する)周りのメンバーを見ても一番守備が下手。いくら走れても、守れなければスタメンで出られない」。課題を自覚する周東に“今宮コーチ”の言葉は厳しい。「スローもキャッチもプロの平均以下のレベル。自主トレ期間だけじゃうまくはならないし、継続してやっていかないと」。そして続ける。「皆さんが思うように持っているものはすごい選手」。鬼になるのも期待の裏返しだ。

 昨季、周東が本職の内野で先発したのは二塁の4試合のみ。「内野手としてプロに入ってきた。もう一度そこで勝負したい」。その目線が捉えるのは本多コーチだ。「強いホークスのセカンドといえば本多さんのイメージ。テレビでずっと見てきた人だし、そういう選手になりたいという思いはある」と将来的な後継者に“立候補”した。

 ただ二塁の定位置争いは激しい。牧原、明石、川島らがひしめく中、周東は現在の立ち位置を冷静に分析する。「現状では打撃も守備も到底(他の選手に)及ばない。(レギュラーを)すぐ取れるとも思っていないし、甘いとも思わない」。昨季はチームトップの25盗塁で侍ジャパンにも選ばれるなど大ブレークしたものの、視線はしっかりと足元を見つめている。

 だからといって尻込みはしない。「プロに入った時からの目標」と話す盗塁王獲得、「プレミア12に出てみて選ばれたいという思いが一層強くなった」という東京五輪出場を近づけるには、レギュラーを獲得したい。「まずは争いに加われるように」。今季も猛スピードで成長するべく、地道に力を付ける。 (長浜幸治)

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