J1大分「100点に近い補強」片野坂監督が口説いた川崎のFW

西日本スポーツ 前田 泰子

 J1大分は10日、大分市の昭和電工ドーム大分で新体制を発表した。片野坂知宏監督(48)は昨季6位に相当する勝ち点55をノルマに設定。クラブ初のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場も視野に入れた。

■11選手新加入

 片野坂監督の指揮下で2シーズン目のJ1を戦う大分が、さらなるジャンプアップを目指す。スローガンは「不撓(ふとう)不屈」。チームを率いて5年目となる片野坂監督は「今年は勝ち点55、得点50、失点35」と今季の目標を掲げた。勝ち点55は昨季の6位に相当。チームはそれ以上を目指す。

 昨季は6年ぶりのJ1で9位と大健闘した。堅守で失点をリーグで6番目に少ない35にとどめたが、得点も5番目に少ない35で得失点差ゼロ。片野坂監督は「チーム一丸となって体を張って守備をしてくれた。今年もこれは続けたい」と語る。戦力補強は「点を取れる選手」を最大の課題とし、川崎から知念慶、広島から渡大生と2人のFWを獲得。知念は片野坂監督自ら口説いた。2人を含めて11人の新加入選手(1人が発表会見を欠席)を迎え「100点に近い補強ができた」と指揮官は自信を見せる。

■ACLも視野

 昨季のリーグ戦後半は出場機会が減った知念は新天地での再生を目指す。「川崎では2番手になってしまったので、環境を変えてチャレンジしたいと考えた」と移籍を決意。「新しい環境で川崎の選手を見返したいという思い」と大分では2桁得点達成を目指す。昨年ACLで2得点を記録した渡は「自分の引き出しを広げるために片野坂監督に教わりたいと思った。一日一日をしっかりやっていきたい」と、新天地でのレベルアップを誓った。

 片野坂監督は「サッカーは何が起こるかわからない。6位以上を目指し、さらに高みを目指して大分からアジアへ出られるチームづくりをしたい」とACL出場も視野に入れている。昨季までの主力もほとんどが残留。新戦力を加え、チームがどんな化学反応を起こすか、期待が高まる。 (前田泰子)

PR

大分トリニータ アクセスランキング

PR

注目のテーマ