大学ラグビー決勝 早明両校スタメン3分の1に共通項

西日本スポーツ 松田 達也

 11日に行われたラグビーの第56回全国大学選手権決勝で、早大が45-35で明大を破り、11大会ぶりで最多となる16度目の優勝を達成した。23大会ぶりの決勝早明対決。7月に開幕する東京五輪に向けて新装された国立競技場には5万7000人を超える大観衆が詰め掛け、伝統の一戦の注目度を証明した。両校からは九州の高校出身の選手が10人も先発に名を連ね、大舞台で躍動した。

 新スタジアムにえんじ色のジャージーがまばゆく映えた。笑顔とうれし涙のチームメートを見つめた早大のCTB中野将伍(4年・東筑)は「優勝したことで、いろんな人に恩返しができたのかな」と声を弾ませた。

 前半12分の先制トライを導くなど、前半だけで31点を奪った猛攻を支えた。「自分が起点になったりして、周囲がスペースを生かせればと考えた」。右ふくらはぎを痛めて昨年12月の対抗戦での対戦時は不在だったが、1月2日の天理大との大学選手権準決勝で復帰し、決勝も故障の影響を感じさせない安定感を発揮。相良監督も「中野が戻ってきたのは大きかった」とたたえた。

 後半10分にはWTB古賀由教(3年・東福岡)がトライ。10点差に迫られた同34分にもWTB桑山淳生(4年・鹿児島実)のトライで点差を広げ、チームはリードを守り切った。

 明大も後半に粘りを見せた。後半16分にはロック箸本龍雅(3年・東福岡)が中央から、同29分にはWTB山崎洋之(4年・筑紫)がサイドライン際を突破してトライを決めた。前回の優勝に貢献した2人は、連覇に届かず悔しさをかみしめた。箸本は「後半は全員が楽しんでやれていた感じだった。みんなでこの経験を生かして、来年は早大に勝って日本一を取り戻したい、という気持ちが強まった」とリベンジを誓った。

 昨年のワールドカップ(W杯)日本大会では、福岡県古賀市出身の福岡堅樹(パナソニック)、同県久留米市出身の流大(サントリー)らが日本の史上初の8強入りに貢献。改めてラグビー人気が証明された超満員の新国立でも、九州で育まれた逸材が活躍した。 (松田達也)

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