ソフトバンク杉山を「本家」が徹底チェック 2年目は「これで勝負」

西日本スポーツ 山田 孝人

 今季2年目を迎える福岡ソフトバンクの杉山一樹投手(22)が11日、弟子入りした千賀の“完コピ”フォームで初の開幕1軍入りを果たすことを誓った。初めてのオフはエースとともに汗を流し、より強いボールを求めて投球フォームの改造に着手中だ。その姿はまるで師匠にそっくりで、強い手応えを感じている。日本を代表する剛腕の投法の力を借り、最速155キロ右腕がブレークを目指す。

 丁寧にキャッチボールを行う杉山の姿が筑後にあった。左脚の上げ方や下ろし方など千賀と見まがうようなフォーム。すぐそばでは「本家」が動きをチェックしている。このオフ、弟子入りしてアドバイスをもらいながら、投球フォームを改造中。「教えてもらった(動きの)ポイントを意識していると自然と似てきました。今はもろ千賀さんをまねしています。感覚はすごくいい」とうなずいた。

 狙いはより強いボールを投じるために、無駄のない動作を会得することだ。「今までは力任せに投げていたけど、千賀さんから以前のフォームについて『動きに無駄が大きい』と指摘してもらった。シンプルな動作で、力を入れなくても強い球を投げられるように。腕の振りや左脚の使い方、回転軸などを意識しています」と説明。「今年はこれで勝負します」と、2月の宮崎春季キャンプで磨きをかけていく方針だ。

 昨季終了後には、プエルトリコのウインターリーグに参加。現地でも千賀に映像などをLINE(ライン)を使って送り、アドバイスをもらうと実戦でフォームを試していた。その結果は中継ぎで10試合に登板し、防御率0・75。成果が出たからこそ、まずは今取り組む形の精度を上げ、少しずつより自身に合ったオリジナルを模索していく考えだ。

 昨春のキャンプではA組に抜てきされ、開幕1軍入りへ好アピールを続けていたが、右足首を捻挫したことで暗転。復帰後は患部をかばうフォームとなり結果的に肩も痛めただけに、新投法をけが防止にもつなげたい思いもある。負傷が影響し、1年目の1軍登板は2試合。一方、同期の甲斐野は華々しい活躍を続けた。「本当にうれしいけど、悔しさも大きいです。すごく刺激になる。まずは開幕1軍に」と、同期に負けじと今季のブレークを狙っていく。 (山田孝人)

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