ソフトバンク2位海野、毎晩の日課とは 新人合同自主トレ始まる

西日本スポーツ 長浜 幸治

 「見まくり」「受けまくり」で女房力アップだ!! 福岡ソフトバンクの新人合同自主トレーニングが11日、福岡県筑後市のファーム施設で始まり、即戦力の期待がかかるドラフト2位の海野隆司捕手(22)=東海大=が豪華投手陣の特徴把握に精力を費やすことを誓った。連日のように動画投稿サイト「ユーチューブ」でチームメートの投球をチェック中。自主トレ期間中にできる限り多くの投手のボールを受けて信頼を勝ち取り、目標とする開幕1軍入りにつなげる。

 筑後に詰め掛けた多くのファンや報道陣。プロになった実感を強く感じさせられた。「これからは常に見られている中で野球をやるんだとあらためて思いました」と海野。それでも浮足立つことはない。キャッチボールではプロでもトップレベルの二塁送球タイム1秒73を誇る強肩の一端を披露。「スピンが利いた落ちないボール。独特でこれまで見たことがない」と、相手を務めたドラフト1位の佐藤(JR西日本)を驚かせた。

 捕手としてプロで生き抜くには投手からの信頼が肝であることは当然理解している。だが、まだ顔を合わせたことさえない投手だらけだ。「大学時代はいつも(受けるのは)同じ投手だったけど、プロは人数が違う。しっかり捕球するには投手を知らないと難しい。準備が本当に大切」。夜な夜な自身の部屋でチームメートとなった投手陣の投球をユーチューブでチェックするのが日課となっている。

 「見まくり」の後は「受けまくり」を見据えている。各地で自主トレを終えた投手陣が春季キャンプに向け、今後は続々と筑後に集結し練習を行う予定だ。「(新人合同自主トレ中に)たくさんの方の球を受けることができたらうれしい。とにかくチームの投手(の特徴)を知りたい」

 この日は、ランニングのため移動する最中にうれしい偶然が起きた。トレーニングをこなしていたエース千賀と遭遇。差し出された手をしっかりと握り、あいさつした。「びっくりしました」と満面の笑みを浮かべ、「日本を代表する投手。ぜひ受けさせてもらいたい」。球界を代表する右腕は最高の教材だけにバッテリー実現を熱望した。

 プロの道を歩む一歩として、室内練習場でのトレーニングを熱心にのぞいていた子どもにサインをプレゼントした。「自分のサインが欲しいかは分からないけど、待っていたんで」。自分が踏み入れた世界への覚悟を強くもした。

 甲斐、高谷、栗原らがひしめく捕手レース。“見まくり受けまくり作戦”で投手陣のハートをがっちりとつかみ、存在感を示していくつもりだ。 (長浜幸治)

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