ソフトバンク和田「千賀カット」習得で復活だ 後輩に握り方習った

西日本スポーツ 山田 孝人

 プロ18年目の福岡ソフトバンク和田毅投手(38)が12日、2020年の「秘密兵器」を明かした。長崎市内での自主トレを公開。左肩痛から戦列復帰した昨季は4勝を挙げ、今オフは完全復活を期して「千賀カット」を習得中。カットボールは以前から使っている球種だが、昨年の秋季キャンプで後輩に握り方などを教わった。進化を続けるベテラン左腕は「40歳まで第一線」も目標に掲げた。

■「状態すごくいい」

 2年連続で吉兆の地を選んだ。チームメートの笠谷らとともに長崎市内で行う自主トレ。来月21日に39歳となる和田は「ホークスは九州のチーム。昨年もここでやらせてもらって、けがからまた投げられるようになった。縁起のいい自主トレ先です」と笑った。

 昨年は左肩痛からの復帰途上。今年は「状態はすごくいい」と強調した。練習を公開した12日は入念な体幹トレーニングのほか、約70メートルの遠投などで汗を流した。仕上げは約150メートルの坂道ダッシュを5本。16歳年下の笠谷ら若手と同じ数をはつらつとこなした。

■来月21日で39歳に

 6月に復帰した昨季は4勝。日米通算135勝の左腕がこの数字に満足するはずもない。「『40歳まで第一線』がプロ入り時からの一番大きな目標」。同学年の西武松坂らは今年で40歳。完全復活と「不惑」を見据え、今オフは「千賀カット」に取り組んでいる。

 千賀は昨季から本格的にカットボールを配球に取り入れ、両リーグダントツの227奪三振を記録。和田は「なかなかうまくいかなかった」と苦心した球種だが、千賀の鋭い変化を目にして「これは(話を)聞くしかない」と判断。昨秋に握りなどを教わった。

 「昨年の千賀のカットはすごく良かった。ああいう変化球が投げられれば、投球の幅が広がる」。現在はキャッチボールなどで感覚や軌道などを確かめながら投げているが、改めて「秋の段階から感覚はいい。(春季)キャンプでも取り組んでいく」と強調した。

 プロ18年目。一時代を築いた1980年度生まれの「松坂世代」も現役選手は数少なくなった。「この年齢で結果が出ないと、やめないといけない。同じ力なら若い選手を使うのは当たり前だけど、少しでも上の位置にいれば使ってもらえる」と闘志を燃やす。

 2020年は「開幕ローテを勝ち取り、1年間回りたい」。これを現実にできれば、15勝で2度目の最多勝に輝いた16年以来の2桁勝利も十分に可能だ。「昨年以上の投球ができれば、40歳のシーズンも見えてくる」。まだまだ老け込むつもりはない。 (山田孝人)

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