新体操代表16歳稲木、涙見せず「どんな時も笑顔」思い出の場所で奮闘

西日本スポーツ 末継 智章

 新体操団体の日本代表「フェアリー(妖精)ジャパン」の11人が13日、熊本県芦北町民総合センターで練習を公開した。ボールやフープ、クラブを使って東京五輪で使用する演目を披露。熊本市出身の稲木李菜子(16)=東京・駒場学園高=も途中から主力組に加わり、地元関係者ら約1500人の前でレギュラー定着をアピールした。

 2018年秋に代表入りして以来、地元での初練習。しかも国体開催実績のある同センターは、16年の熊本地震で当時所属していた「みどり新体操クラブ」(熊本市)の練習拠点が避難所や備蓄倉庫になった際、練習場として使用させてもらった思い出の場所だ。「当時とてもお世話になった。地元の皆さんが温かく見守ってくださる中で、フェアリーとして帰ってきて練習できたのはうれしかった」と得意の正確な手具操作を披露した。

 同代表初の金メダルを目指す日本はDスコア(演技価値点)を上げるため、技と技の間隔を狭める高難度の演目を構成。5人が息を合わせて手具を正確に投げ渡す必要がある。この日はフープ・クラブでミスが続き、悔し涙を流す選手が相次ぐ中で、稲木はこらえていた。「泣いていたら次につながらない。疲れた時に技が不正確になるのが私の課題。どんなときも笑顔で毎日の練習をやり切り、五輪で正メンバーに入る」と誓った。 (末継智章)

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