ソフトバンク東浜「もう過去の話」真っ黒日焼け顔ににじむ今季の思い

西日本スポーツ 倉成 孝史

 先発ローテ奪い返す! 福岡ソフトバンクの東浜巨投手(29)が13日、一からの出直しを誓った。昨季は6月に右肘手術を受けた影響もあり、登板7試合で2勝2敗、防御率6・37。巻き返しに向けて昨年12月10日から故郷沖縄で行っていた自主トレを1月12日に打ち上げ、14日に筑後で練習を再開する。「危機感がある」と認める2017年の最多勝右腕が、過去の実績を捨て、鼻息荒く完全復活を目指す。

 真っ黒に日焼けした顔が、今季にかける思いとトレーニングの充実度を物語っていた。12日に沖縄での自主トレを打ち上げた東浜は13日、福岡市内で行われたスポンサー企業で働く従業員の子どもたちを対象にした野球教室に参加。「寒すぎますね…」と、約1カ月滞在した故郷との気温差にとまどいながらも、笑顔で参加者と触れ合った。

■「当然危機感ある」

 野球教室の最後には「自分もしっかりとアピールして頑張りたい」と今季への強い意気込みを語り、リーグV奪回と4年連続日本一に貢献することを約束した。昨季こそ右肘手術の影響でわずか2勝に終わったものの、2017年には16勝を挙げ最多勝をマーク。万全なら千賀との「2本柱」という評価は首脳陣の中でも揺るぎないだけに「アピール」は似つかわしくないフレーズともいえるが、本人は本気だ。

 「(最多勝は)もう過去の話。当然危機感もある。プロの世界は結果がすべてなので」。自身が手術で離脱した昨季、2年目だった高橋礼が千賀に次ぐ12勝を挙げチーム内の信頼をつかんだ。今オフには球団は新助っ人として米メジャー通算54勝左腕のムーアを獲得。ベテラン和田も完全復活を誓い、高橋純ら生きのいい若手も虎視眈々(たんたん)と先発ローテ入りを狙っている。ハイレベルな候補たちがひしめく状況。「負けられない」。東浜は昨季の巻き返しを果たすためにも、まずはしっかり自らの力で先発枠をつかみとる構えだ。

■既にブルペン入り

 「ここまで、すごくいいトレーニングができている」と準備は順調だ。温暖な沖縄では、立ち投げながら既にブルペン入り。「腕は振れている」と手術した右肘への不安もない。14日からは筑後のファーム施設で自主トレを再開。「しばらくは寒さに慣れないといけないけど、もちろんしっかり初日からいけるようにしたい」。最多勝経験右腕は春季キャンプ初日から「猛アピール」し、先発陣の大きな柱に返り咲く意気込みだ。 (倉成孝史)

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