ソフトバンク牧原、新師匠の松田宣に感じた意外性「正直こんなに」

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

■グアム自主トレ打ち上げ

 【米グアム鎌田真一郎】セカンドは渡さん! 福岡ソフトバンクの牧原大成内野手(27)が15日、全試合出場&二塁手部門でのゴールデングラブ(GG)賞獲得を誓った。二塁のポジション争いは明石や昨季ブレークした周東も名乗りを上げるなど激戦区。初めて自主トレをともにした松田宣浩内野手(36)から「ジャック」指令を出された牧原は、レギュラー定着に向けて励んだグアム自主トレをこの日で打ち上げた。

■「暑さの中走れた」

 白い肌がみるみる赤く染まる。松田宣にチューブで引っ張られた牧原は、歯を食いしばりながら一歩ずつ足を前に出した。午前中から約2時間のランニングメニューを行い、スクワットやジャンプなど自重を使った10種のトレーニング。ティー打撃などで野球の動作を確認すると、ほぼ休む間もなく午後からはウエートトレーニングに加えプールでのトレーニングで体をいじめ抜く。強い日差しにさらされ肩から背中の皮膚はぼろぼろになっていた。

 「一人だとこんなメニューはできなかった。正直、松田(宣)さんが、こんなに走るとは思っていなかった。きつかったけど、やり抜けたことでメンタルが鍛えられた」

 昨オフは今宮とともに自主トレを行った。松田宣の門をたたいたのはシーズンを通して戦い抜く体の強さの秘訣(ひけつ)を求めてのことだ。5年連続全試合出場を続ける先輩のもとで汗を流し、自主トレに対する意識が変わった。「今までキャンプでバテないようにと思っていたけど、この暑さの中で走れたことが大きい」。勝負どころの夏場を乗り越えるイメージを持てるようになった。

 昨季は自身最多の114試合に出場。だが、チーム事情から二塁の59試合だけでなく遊撃で21試合、外野でも65試合の守備に就いた。「全試合出るつもりじゃないとレギュラーは取れない」と今季は二塁一本で勝負をかける決意だ。

 球団で100試合以上に二塁で先発した選手は2013年の本多(現内野守備走塁コーチ)が最後。レギュラーが空位のポジション争いには、足のスペシャリスト周東も参戦を表明している。激しい争いになるが、新たな師である松田宣からは「ここ(グアム)で一皮むけた。速いし、強いし、根性がある。全試合出られる体がある。セカンドはマッキーがジャックする」と“指令”が出された。

 さらに「一年出ればもれなく付いてくる」とも太鼓判を押された。それがGG賞だ。昨年はチームで三塁松田宣が7年連続、捕手甲斐に加え、投手千賀、一塁内川が獲得。二塁は本多コーチが現役だった12年に獲得したのが最後で、部門別で最も遠ざかっている。

 GG賞ジャックへ牧原も最後のピースを埋める気概を持つ。「(昨年)セカンドでは良いプレーも多かったし、しっかり打球をさばける感覚も分かってきた。GG賞を目指したい」。常夏の島でみっちり追い込んで手にした自信を手土産にして、帰国の途に就く。

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