パナソニックの福岡、有終トライ 7人制で再び日本熱狂させる

西日本スポーツ 松田 達也

 トップリーグ(TL)史上最多の観客3万7050人が沸いた-。昨秋のラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で日本代表史上初の8強入りを支えたWTB福岡堅樹(27)=パナソニック、福岡県古賀市出身=が18日、今季のTL自身最後となるトヨタ自動車戦(豊田スタジアム)に出場。後半37分には“有終のトライ”を決めるなど、40-20の勝利に貢献した。24日からは東京五輪の7人制代表候補の活動に合流。W杯で世界を驚かせた快足WTBが、2大会連続の五輪出場とメダルという自身の夢にスタートを切った。

■24日から代表合宿

 千両役者が自身の門出をトライで祝った。後半37分、福岡は敵陣で相手のパスのこぼれ球を奪うと、反転してギアチェンジ。そのまま独走して右手の人さし指を突き上げながら、インゴールに飛び込んだ。「そこまでのパフォーマンスには納得してなかった。トライを取って流れをつくれた」。チームを開幕2連勝に導き、自身の今季15人制の“ラストマッチ”を笑顔で締めた。

 17日に日本ラグビー協会から7人制の日本代表候補入りが発表されたばかり。詰めかけた3万7000人超えのファンは福岡がボールを持つたびに大歓声を上げた。「スタジアムの上まで見渡しても、たくさんの人が見えた。幸せをあらためて感じた」。W杯が開催された豊田スタジアムで、日本代表として感じたような声援の後押しを受け、胸を熱くした。

 試合後の会見では、7人制で五輪を目指す理由として日本に高まったラグビーの熱気を挙げた。「いまラグビー人気は“きている”。でも7人制の知名度はまだまだ。五輪競技として、少しでもスポットライトを浴びてもらえれば」。注目が集まる東京五輪からさらなる熱を送るつもりだ。

 24日からは7人制の代表候補合宿に合流する。「7人制は、15人制より広いスペースを与えられた中で勝負する。何度もトップスピードで走ることになるので、より走れる体にしていきたい」。持ち味の快足を存分に発揮できる舞台に照準を合わせた。

 2016年にはリオ五輪に出場し、メダルにあと一歩届かない4位にとどまった。「周囲の(メダリストの)活躍に埋もれて悔しい思いをした。やるからにはメダルを目指したい」。もう一度、日本をラグビーで熱狂させる-。スピードスターが次なる夢に向かって走りだした。 (松田達也)

■パナソニックが白星で送り出す

 パナソニックが福岡を白星で送り出した。リードを許す場面もあったが、福岡とともに日本代表としてW杯で活躍したプロップ稲垣らが体を張って勝利を引き寄せた。ディーンズ監督は「福岡選手がピッチにいれば、そのチームは何でも達成できる。活躍を応援している」とエールを送った。

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