佐賀4位 1区で好発進「厚底」購入、驚異の走り 全国男子駅伝

西日本スポーツ 向吉 三郎

 ◆全国都道府県対抗男子駅伝(19日、広島・平和記念公園前発着=7区間48キロ)

 佐賀が2時間18分24秒で4位に入り、8位だった2012年以来8年ぶりの入賞を果たした。

 6位までが従来の大会記録を更新した高速レースで4位でゴールに飛び込んだのは佐賀だった。昨年の23位から大きくジャンプアップ。序盤にトップを走る見せ場もあり、古川昌道監督は「こんな長い時間、トップを走ったのは初めてだと思う。県民の方も喜んでくれたのでは」と笑みを浮かべた。

 昨年末の全国高校駅伝の1区で区間30位に沈んだ杉が、同じく高校トップランナーが集った今大会の1区で区間8位の好スタート。「チームに迷惑をかけたので、今回は目標に対する高い意識を持った」。雪辱のため、気持ちだけではなく、足元も色鮮やかに変えた。

 長距離界を席巻しているナイキの「厚底シューズ」を履かずに臨んだ全国高校駅伝は「ハイペースについていけなかった」と後悔。2週間前に佐賀市内のスポーツ店でピンク色の「厚底」を購入。スタートラインを大多数のピンクが彩ったハイペースの7キロで終盤に一時トップに顔を出す驚異の走りを見せた。

 中学生区間の2区で笠原が2位に躍り出ると、3区で古賀が先頭に立つ力走。鳥栖工高から安川電機(福岡)に入った23歳は、今年の箱根駅伝の1区を走り青学大の優勝に貢献した広島の吉田に一時は並ばれながらも「(先頭なので)テレビにも映っている。情けない走りはできなかった」と実業団の意地を示した。

 4区では中島が途中でコースを間違えるアクシデントがありながら2位でリレー。選手たちの雪辱、意地、さまざまな気持ちが入り交じったたすきを最後は神奈川大の井手が5位から4位に押し上げた。「佐賀のような小さな県でもやればできる」。レース後、古川監督が声を張り上げると、応援団から大きな拍手と歓声がわき起こった。 (向吉三郎)

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