元プロ佐々木誠監督の鹿児島城西は選出濃厚 センバツ出場校24日決定

西日本スポーツ 前田 泰子

■明豊、大分商、創成館も濃厚

 第92回選抜高校野球大会(3月19日開幕、甲子園)の出場校を決める選考委員会が1月24日、大阪市内で行われ、全国から32校が選出される。プロ野球の福岡ダイエー(現福岡ソフトバンク)などで活躍した佐々木誠監督(54)が率いる鹿児島城西は、昨秋の九州大会で4強入りを果たし、春夏通じて初の吉報を待つ。九州大会を制した明豊(大分)、準優勝の大分商、同大会ベスト4の創成館(長崎)の出場も濃厚。21世紀枠では本部(沖縄)が九州地区の候補に選ばれている。

■夏は準優勝5度

 長い間、開けることができなかった甲子園の扉に手をかけている。就任3年目の佐々木監督は「3年間ぐらい戦って、4年目で勝負かなと思っていた」と甲子園への青写真を描いていたが、計画は1年早まりそうだ。

 前身の照国高時代から夏の鹿児島大会で5度準優勝を経験。甲子園の手前で壁にはね返されてきた。佐々木監督の指導の下でチームは力をつけ、昨年は夏の大会の前哨戦となるNHK旗で51年ぶりに優勝。だが、優勝候補として臨んだ夏の鹿児島大会は4回戦で鹿児島玉龍に7回コールドで敗退した。指揮官は「勝ちたいと思う試合は全部落としてきた。自分が勝ちたいという気持ちが強すぎると、選手に伝わって硬くなるんだと思う」と悔やんだ。

■練習法選手考案

 夏の反省から「気楽に」と臨んだ昨秋、九州大会で4強入りして選抜大会出場を引き寄せた。「データに特化するのではなく、やれる野球をしっかりやるだけ。試合では『頑張れよ』と送り出すだけ」と佐々木監督は試合中はベンチで多くを語らないという。

 古市龍輝主将(2年)は「自分たちの代で甲子園に行きたいという悲願を果たしたいと思っていた」と夢がかなう瞬間を楽しみに待つ。投手陣は冬場のトレーニングメニューを選手に任され、自分たちで考えて実践してきた。内容はエース八方悠介(同)と2番手の前野将輝(同)を中心に組み立てた。八方が「昨年のメニューを取り入れたり、自分たちで調べたりして考えてつくりました。質のいい練習ができたと思います」と自信を見せた。

 甲子園出場が決まれば、次に目指すのはもちろん初勝利。佐々木監督は「成長の糧にしてくれれば」と教え子に期待する。「目の前の試合を一つずつ勝ちたい。チームの目標は全国優勝です」と古市主将。令和初の選抜に確かな足跡を刻むつもりだ。 (前田泰子)

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