甲斐キャノンに密着する新人捕手、二塁送球は1秒73

西日本スポーツ 長浜 幸治

 甲斐キャノンを“スッポンマーク”!! 福岡ソフトバンクのドラフト2位、海野隆司捕手(22)=東海大=が23日、初の対面を果たした甲斐拓也捕手(27)との「密着トレ」を敢行した。自身の背番号62を昨季までつけた先輩のキャッチボールを凝視すると、その後は隣のケージでマシン打撃。今後も憧れの存在にスッポンのごとく食らいついて離れず、捕手のイロハを学ぶつもりだ。

 普段は寡黙にトレーニングをこなす海野が思わず破顔した。筑後での新人合同自主トレ中に甲斐の姿を見つけると、一目散にダッシュ。「(新人の中で)最初にあいさつしなくちゃと思った」。握手の後に笑顔で肩をたたかれた。「オーラがすごかった。体つきもごつかったです」と興奮収まらぬ様子だった。

 全体練習の終了後は甲斐を密着マークした。約50メートルの距離のキャッチボールで披露された「生キャノン」を正座のまま凝視。その後は隣同士でマシン打撃も行った。この日は簡単なあいさつだけだったが「話し掛けやすそうな雰囲気だった。とにかく見て話して、すべてのことを学びたい」と、今後も“スッポンマーク”を続けるつもりだ。

 甲斐も正捕手として新人にマークされることの相乗効果を期待する。「これから一緒のチームでやるということは、技術面だけでなく情報の共有も必要。キャッチャー陣として一つになってやっていかなきゃいけない」と“ワンチーム”の重要性を強調。さらに「聞きたいことがあれば、どんどん来てもらって構わない。年上とか年下とか関係なく、僕としても気付かされる部分があると思う」とうなずいた。

 2月1日にスタートする宮崎春季キャンプでは英才教育が実現する可能性もある。筑後へ視察に訪れた森ヘッドコーチは海野のA組(1軍)入りに関して「可能性は当然ある」と改めて言及。侍ジャパンの常連でもあるホークスの正捕手と練習をともにする機会が与えられそうだ。

 大学時代はユーチューブで「甲斐キャノン」の動画を繰り返しチェック。プロでもトップレベルとされる二塁送球タイム1秒73を生み出すフィールディング力を身につけた。173センチ、83キロの体格は甲斐の170センチ、80キロとほぼ同じ。「いつかは超えなくちゃいけない存在。まずは追いつけるように」。憧れでもありライバルでもある背番号62の先輩から捕手のイロハを吸い取りまくる。 (長浜幸治)

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