【クローズアップ】平田なりふり構わず

西日本スポーツ

 一瞬の隙を見逃さなかった。平田忠則(43)=福岡=は、2日目6Rで1周BS3番手から2Mでの逆転で2着を確保。激しい先頭争いを繰り広げた森永淳と原田幸哉の意地がぶつかったわずかな間隙(かんげき)を縫うファインプレーで、流れを大きく好転させた。

 成績通りに機力も上昇ムード。「ペラに電気にいろいろ調整して、いい感じになってきた」。回り足や回ってからの足にも上積みがあり、ターンで勝負する平田にはうってつけの足に。「まだやりたいことがある」。ここからが整備巧者の腕の見せどころ。自らのもうひとつの武器を生かして、好転した流れをさらに上向かせる。

 この機力アップの裏には後輩から受けたアドバイスがある。「昨年の末に大野(芳顕)君にペラ調整を教えてもらった。なぜ、彼がいつもエンジンが出るのか興味があった」。まさに“聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥”。なりふり構っていられない。後輩にも頭を下げて教えを請う姿勢が、G1でも力になっている。

 来年のクラシックは、地元福岡での開催。近年は不振とはいえ、照準はしっかり合わせている。「今は6点中盤の勝率しか残せないほどに落ち込んでいるが、何とかして出場したい。そのためにも3日目の2走が勝負」。タイトル一つで一発逆転できるのが勝負の世界。長いトンネルを抜け出すため、11年半ぶりのG1Vへ照準を合わせる。 (森 大輔)

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