長崎創成館、多彩投手で勝つ

西日本スポーツ 向吉 三郎

 体育館に1、2年の在校生らが集合して開かれた報告会。校長室では丁寧に高野連からの通知を受けた奥田修史校長が両手を上げて叫んだ。「夢の甲子園、おめでとう!」。くす玉が割れ、色とりどりのテープが乱れ飛ぶ。昨秋の長崎大会は2位、九州大会では苦しい戦いを耐えてつかんだ甲子園。部員たちも雄たけびを上げて2年ぶりの歓喜を爆発させた。

 昨秋の九州大会は3投手の継投で4強入り。色とりどりの投手陣にさらに新たなカラーが加わる。九州大会で登板のなかった194センチの1年生左腕、鴨打瑛二が成長。稙田龍生監督が「一番、順調では」と太鼓判を押すように調子を取り戻し、「フォームを修正できた。メンタルが昨年の秋より強くなった」と本人も手応えをつかむ。

 下半身強化で安定感の増した166センチのエース左腕、白水巧(2年)との身長差28センチの左腕コンビに加え、本格派右腕の藤川力也(同)、昨秋までの右横手から下手投げに変えた近藤大地(同)、他にも左右の投手が控え、「いろいろなタイプの投手がそろった」と稙田監督は充実ぶりに胸を張る。

 2年前は準々決勝で智弁和歌山に10-11と激闘の末に逆転サヨナラ負けを喫した。「伸びしろは今回のほうがある」と稙田監督は春までの成長に自信を持つ。「自分がピンチもしっかり抑えて、勝ち上がっていきたい」と白水はエースの自覚十分。さらに色濃く個性を高めて快進撃を狙う。 (向吉三郎)

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