ソフトバンク和田、38歳の春は「全然違う」筑後での20球に熱視線

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

 福岡ソフトバンクの和田毅投手(38)が24日、開幕ローテーション入りを懸けたサバイバルに“フル参戦”する意欲を示した。22日に長崎での自主トレを打ち上げ、筑後のファーム施設にトレーニング場所を移したこの日、早速ブルペン入り。今季は東京五輪の影響で例年より開幕が早まることで、春季キャンプ中の実戦も前倒しになる見込みだ。18年目のベテランはその紅白戦での登板にも意欲十分。「正面突破」で開幕ローテの座をつかみ取る。

■東浜ら見守る中20球

 長崎から筑後にトレーニング拠点を移した和田が、早速、屋内練習場のブルペンに入った。左端のプレートに陣取り、肩が温まると立っていた捕手に座ってもらい投球。快調に調整を進めるベテランの投球を一目見ようと、東浜や武田もブルペンに足を運んだ。多くの視線を集めた38歳の左腕。最後の20球目にしっかりと腕を振り、低めに制球した直球を投げ込んだ。

 「去年と比べると全然、(状態が)違う。まだ手応えまではつかんでいないけど、肩や肘に不安はない。傾斜を使って投げて『こういう感じだな』と思い出しながら。ボール自体は良くないけど、ボールを投げないといけないことがある」

 座った状態の捕手に投げるのも、この日で早くも3度目。長崎自主トレ中の18日に1球、21日に10球と、球数も増やしており、春季キャンプまでにもう一度ブルペン投球を予定しているという。

 左肩の故障からの復活途上だった昨年、1月は60~70メートルのキャッチボールで肩の状態が上がるのを待っていた。座った状態の捕手への本格的なブルペン投球を行ったのは、3月に入ってから。比べるまでもなく、今年は順調だが「紅白戦もある。ゆっくりしすぎるわけにはいかない」と、第3クール中にも実施が見込まれる紅白戦の登板にも意欲を見せた。

 今夏に東京五輪が開催される影響で、シーズンの開幕は例年より早い3月20日で、それに伴い実戦形式の練習が始まる時期も前倒し。紅白戦で登板すれば、2018年の春季キャンプ中に左肩の違和感を訴えた和田にとっては17年以来、3年ぶりのこととなる。

 先発枠争いはエース千賀を筆頭に昨季12勝の高橋礼、米メジャー通算54勝の新外国人ムーアやバンデンハーク、同じ左腕の大竹、右肘手術から復活を期す東浜、先発に挑戦する高橋純などライバルがひしめく。サバイバルを制するため、アピールの機会を逃すわけにもいかない。

 実績十分の18年目は「(開幕ローテーションの一員として)名前が呼ばれるようにしないといけない」とやる気をみなぎらせる。記録的な暖冬も味方に付け、真っ向勝負で3年ぶりとなる開幕ローテの座を奪いにいく。 (鎌田真一郎)

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