ソフトバンク工藤監督V4へ 巨大戦力を「ワンチーム」に

西日本スポーツ 倉成 孝史

■西日本スポーツ賞贈呈式

 「ONE TEAM(ワンチーム)」でV4! 福岡ソフトバンクの工藤公康監督(56)が、チーム一丸での4年連続日本一を誓った。26日に福岡市・天神の天神スカイホールで行われた第65回西日本スポーツ賞の贈呈式に出席。トークショーでは、自身と同じく初受賞となった昨年のラグビーワールドカップ(W杯)日本代表に強い感動と刺激を受けたことを明かした。補強もあってチーム内競争は激化する今季。より結束力を高め、3年ぶりのリーグV奪回と4年連続日本一を果たすことを誓った。

 春季キャンプのスタートを目前に控え、工藤監督が改めて4年連続日本一への思いを強くした。自身は初受賞の西日本スポーツ賞。贈呈式後のトークショーで、昨年ラグビーW杯で初の8強入りを果たした日本代表首脳陣の1人だった日本ラグビー協会の藤井強化委員長と並んで話に花を咲かせ、観衆を沸かせた。

 工藤監督はW杯に触れ「選手もそうだったし、僕も気になって見ていた。(ホークスが)日本一になれた要因じゃないかというくらい感動した」と、多くの国民と同じく桜のジャージーに心を熱くさせられたことを明かした。指揮官が監督就任前からライフワークの一つとしているのが、東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県釜石市での野球教室。ラグビー熱の高い同市で、ラガーマンのプレーする姿に、チームを率いる者として大きなヒントを得たという。

 「もらったパスを次へ次へとつなげていく姿を見てラグビーの素晴らしさを感じた。『ワンチーム』というのは、どのスポーツにも当てはまると思う。チームは一つになって戦っていかないといけない」

■W杯「感動した」

 就任から5年で4度の日本一と輝かしい結果を残した一方で、昨季は2年続けてリーグ2位に終わるなど悔しさも味わった。喜びと屈辱を経験したからこそ、チームを勝利へ導くために最も大切なことは「結束力」だという答えにたどりついた。それだけに近年は節目で必ず「心を一つに」というフレーズを口にしてきたが、V4が懸かる今季はラグビーから学んだ「ワンチーム」の精神をより強くして戦っていく考えだ。

 今オフに補強でバレンティンが新加入し、昨季も打線の中心を担ったデスパイネグラシアルのキューバ勢も無事に残留が決まった。チーム力は高まる一方。昨季不振を極めたがレギュラー再奪取を狙う上林や、ベテランの内川、松田宣らも並々ならぬ意気込みを示しており、チーム内競争は近年にないほど激化する。「まずは、キャンプでしっかりと見たい」。他球団がうらやむほどの巨大戦力を、必ず「一つ」にまとめ、3年ぶりのリーグVと4年連続日本一を果たす覚悟だ。 (倉成孝史)

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