ソフトバンク工藤監督、超サバイバルキャンプ宣言 鬼シャッフル示唆

西日本スポーツ 倉成 孝史

■筑後を今季初視察

 V4へ競争大歓迎!! 福岡ソフトバンクの工藤公康監督(56)が27日、若手選手らの激しいアピールを求めた。今季初めて新人合同自主トレが行われている福岡県筑後市のファーム施設を視察。ルーキー以外も多くの選手の動きを見守り、前倒しとなる開幕と定位置奪取へ向けた各選手の仕上がりの早さを喜んだ。チーム力アップへ向けて若手の突き上げが必要不可欠と考えており、春季キャンプ中の積極的な入れ替えも示唆。「超サバイバル」を演出し、3年ぶりリーグV奪回と4年連続日本一へ突き進む。

■結果が大事

 キャンプインが待ち遠しくて仕方なかった。今年初めてとなった筑後ファーム施設の視察。高速道路の事故渋滞で予定より1時間以上遅れての到着となったが、工藤監督の表情は時間を追うにつれ明るくなった。合同自主トレを行う新人だけでなく、各地での自主トレを打ち上げた多くの選手が筑後に集結。日焼けした顔、引き締まった筋肉、体からほとばしるような気迫が屋内練習場にあふれていた。

 「自主トレでそれぞれ課題も考えてやってきている選手もいた。『今年は頑張ります』という選手もいた。楽しみです。今年にかけている選手らは顔つきも違う。意気込みも違うし、そう感じる選手もいた」

 視察を終えた指揮官は、例年以上に多くの選手が自らをいじめ抜き、早い仕上がりを見せていたことを喜んだ。東京五輪の影響で、今季の開幕日は例年より約1週間前倒しの3月20日。「開幕が早くなる分(キャンプでの)実戦が多くなる。若い選手は実戦で結果を出すことが大事。結果が出なければB(2軍)に行ってもらう。Bの方でいい結果を出せばA(1軍)に来る選手もいる」。12球団トップとも言える激しいサバイバルが早くもスタートしていることに、大きな手応えをつかんだ。

■B組も行く

 投打の主力に故障離脱者が続出した昨季は、投手陣ではルーキーの甲斐野、野手陣では育成からはい上がった周東らの活躍が、チームの危機を支えた。今季は打でバレンティン、投ではムーアの補強はあるものの、指揮官はさらなるチーム力の強化には、若手の突き上げが必要不可欠との思いが強い。それだけにフラットな目線を持ち、アピール次第で若手にチャンスを与えていく考えだ。

 「B(2軍)の方も見に行く」と、育成を含めた全選手にチャンスがあることも強調した一方で「当然、実績は加味しなきゃいけないし、同じような結果なら実績を残した方になる」と、若手には主力を脅かすほどの結果でのアピールを求める。視察の後半には、ドラフト3位ルーキー津森のブルペン投球もチェック。「いい感じのボールを投げていた。投げっぷりもよかった」。鼻息荒い若手の登場がハイレベルな競争をさらに激化させ、それがV4へとつながると指揮官は信じている。 (倉成孝史)

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