熊本競輪の再開凍結 整備費膨らみ市が継続含め再検討へ

西日本スポーツ

 熊本地震の被害で休止している熊本競輪場(熊本市中央区)の整備事業について、熊本市は27日の市議会経済委員会で、基本計画で約29億円としていた改修などの総事業費が、少なくとも約42億円に膨らむことを明らかにした。市は競輪事業自体を再検討する方針。2021年12月の完成後としていた競輪再開はめどが立たなくなった。

 市競輪事務所によると、基本計画では、既存の500メートルバンクを400メートルバンクに縮小し、バックスタンドなどを解体。メインスタンドは大規模改修と耐震補強をするなどとしていた。事業費は他都市の事例を参考に算出していた。

 ところが、実際に設計に着手したところ、基本計画で19億1千万円としていた建築・設備工事費は28億4千万円に、8億5千万円としていた土木関連工事費は10億1千万円にそれぞれ増加。計上していなかった雨水排水用の調整池の工事費2億1千万円も加わった。さらに、外壁塗装材にアスベスト(石綿)が含まれていることも判明。除去が必要だが、費用がさらに上乗せされ、工期や工法も調査が必要だという。

 市は、原資として基金約31億円と駐車場の土地売却益約15億円の計約46億円を見込んでいたが、増加した事業費をさらに超過することも想定。解体工事に着手せずに予算をいったん凍結し、競輪事業の可否も含めて方向性を議論する検討会を4月に設置する。議会への最終報告は11月を予定している。 (古川努)

 

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