宮原美穂、五輪空手代表入り大前進 相次ぐけが乗り越えPLパリ準V

西日本スポーツ 伊藤 瀬里加

 空手のプレミアリーグ(PL)パリ大会を終えた日本代表が28日、羽田空港に帰国した。女子組手50キロ級で準優勝した宮原美穂(帝京大職)=福岡市出身=は五輪代表の座に大きく前進。次戦のザルツブルク大会(2月28日~3月1日)での代表内定の可能性が高まった。

 世界女王に、少しだけ笑顔が戻ってきた。昨年1月のパリ大会以来、PLでは1年ぶりの決勝進出。「昨年は結果ばかり気にして守ることばかりだった。今大会は攻める気持ちでやれたのでよかった」と手応えを口にした。

 宮原の階級は五輪では1階級上の55キロ級と統合される。2階級の結果を合わせた五輪専用ランキングは日本人トップの4位で、パリ大会で得た750ポイントを加えると、日本人2番手の選手とは1710ポイント差。ザルツブルク大会終了時点で2番手に1000ポイント以上の差をつければ早期内定を得られるだけに、かなり優位な状況に立った。

 2018年の世界選手権で金メダルを獲得した後、昨年1年間は苦しんだ。肉離れや肋間(ろっかん)神経痛など相次いで故障に見舞われ、国際大会では早期敗退や棄権が続いた。抜群の運動能力に体が追いつかず、悲鳴を上げた。

 母校帝京大のスポーツ医科学センターのサポートを受けて栄養や休養に気を配り、体のケアに努めた。技術面でも帝京大の香川政夫師範に「技の幅を持ちなさい」と指導され、攻め一辺倒だったスタイルも見直した。

 復活を印象づけた20年初戦。五輪切符をかけた次戦へ、「まずは自分の強い組手で挑むこと」と力を込めた。 (伊藤瀬里加)

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