西武キャンプ地に「ライオンズ駅」高3「れお」さんがJRに直訴

西日本スポーツ 古川 剛光

■球団カラーの青色に

 プロ野球西武の主力選手のキャンプ地、宮崎県日南市南郷町の南郷中央公園の最寄り駅となるJR日南線の南郷駅が球団カラーの青に塗られ、愛称が「ライオンズ南郷駅」になる。過疎化などで鉄道利用者が年々減少する中、地元の高校の3年生4人がプロジェクトを立ち上げ、球団やJR九州などの協力を得た。地域浮揚の夢を乗せ、2月2日に辻監督や選手も出席してのお披露目セレモニーが行われ、新たな出発を祝う。

 企画したのは、南郷町出身で日南振徳高、日南高の計4人でつくる「BCL(Blue City Leo)プロジェクト」。駅舎の壁は青を基調とした球団カラーで塗られ、日南海岸の波も表現した。構内には球団の本拠地メットライフドームの観客席も備える。

 代表を務めるのは、球団マスコット「レオ」と同じ名の岩崎礼生(れお)さん(17)=日南振徳高3年。昨夏、この構想を地元のビジネスコンテストで発表し、2位になった。「駅を球場のような雰囲気にして、生まれ育った町や通学で使った駅に恩返ししたい」と球団とJR九州に直訴し、実現した。

 4人がインターネットで寄付を募ると全国の461人から409万5000円が集まり、住民からも協賛金など約160万円が寄せられた。日南市では2018年にも、広島のキャンプ地、天福球場に近いJR油津駅が愛称「カープ油津駅」として赤く塗られ、キャンプ時の利用者増につながっている。

 卒業後は東京で就職する岩崎さんは「南郷町にはカツオの一本釣りやマンゴーなど誇れるものがたくさんある。多くの人に古里を訪れてほしい」と話している。 (古川剛光)

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■来月1、2日にイベント

 「ライオンズ南郷駅」誕生に合わせたイベントもある。2月1日に宮崎駅と南郷駅で「ライオンズ南郷駅誕生記念乗車券」(1310円)が限定2222枚発売される。同2日には両駅を結ぶ特別列車「伝説を紡ぐライオンズ南郷号」が運行される。宮崎駅発は午前7時26分ごろで、南郷駅着は同9時2分ごろ。南郷駅発は同11時32分ごろで、宮崎駅着は午後1時22分ごろ。各駅停車で所定の運賃を払えば誰でも乗車できる。

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