丸野鮮やか2度目G1制覇 開設66周年記念 【からつ】

西日本スポーツ 荒木 翔吾

 からつボートのG1開設66周年記念「全日本王者決定戦」(優勝賞金1000万円)は最終日の28日、12Rで優勝戦が行われ、4号艇の丸野一樹(28)=滋賀=が4コースから鮮やかなまくり差しでV。G1初Vだった昨年8月のびわこ周年以来、2回目の特別戦制覇を果たした。1号艇の井口佳典(42)は2着に敗れ、3着には白井英治(43)が入線。6日間の総売上額は60億円余りと、目標額の55億円を上回る盛況で幕を閉じた。

■ヒーロー

 グランプリ戦士がひしめくファイナル、それも全員がゼロ台を踏み込むスリット合戦の中、丸野一樹はコンマ05のトップS。「同体なら差ししかないと思っていたが、1Mは体が勝手に動いていた」と唯一の20代が、無心のハンドルで名だたる強敵たちをなぎ倒した。

 機の裏付けはもちろん十分。相棒は機2連対率がわずか25%だったが「久しぶりに節間を通して、調整を失敗しなかった。ターンの体感を全部のレースで維持できていた」と日を追うごとに、足色は本格化。難水面のびわこ育ちが、旋回力にさらに磨きを掛けた。

 昨年8月は、そのびわこ周年でG1ウイナーの仲間入り。SGデビューも果たすなど出世街道を歩んだが「グランプリに出られるかもと思ったが、良くない時期もあった」と決して順風満帆にはいかなかった。

 次節はG1近畿地区選、さらにはSGクラシックなど記念ロードが続く。「1月からG1を取れたのは、すごくうれしい。年末を見据えるために活躍して、面白いレースを見せたい」。伸びしろをたっぷり残す滋賀支部の次世代エースが、次のステージへと駆け上がる。 (荒木翔吾)

 ◆丸野一樹(まるの・かずき)1991年8月5日生まれの28歳。京都市出身。2011年11月、びわこデビューの109期。昨年8月に行われた地元のびわこ周年でG1初Vを飾ると、11月のチャレンジカップでSGデビュー。年末のグランプリシリーズにも出場した。通算42優出9V。同期に大上卓人、島村隆幸、永井彪也らがいる。165センチ、54キロ、A型。

【優勝戦VTR】

 S展示は5号艇の石渡がピット離れで出遅れて、進入は(1)(2)(3)(4)(6)/(5)だったが、本番は枠なり3対3に収まった。S隊形は横一線。先マイのイン井口と外マイの3号艇・湯川が1Mで接触して横に流れたところを、丸野がまくり差して突き抜けた。井口は2Mで渾身(こんしん)の差しをねじ込むも、追走まで。

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