ソフトバンク王会長におねだり、バレンティン「1年中話したい」

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

 ヤクルト時代に通算288本塁打を記録し、福岡ソフトバンクに加入したウラディミール・バレンティン外野手(35)が29日、世界の本塁打王に「金言」をおねだりした。ヤフオクドームでの入団会見で、移籍の決め手の一つに通算868本塁打の王貞治球団会長(79)の存在を挙げ、本塁打へのこだわりを改めて明言。2013年以来となるシーズン60本塁打到達を見据え、レジェンドに積極的に助言を仰ぐ。 (金額は推定)

■13年に60発翌年会長と会話

 「ココ」の愛称で親しまれる大砲は、濃紺のスーツ姿で記者会見に臨んだ。両耳に“イニシャル”の「CB」をダイヤモンドでかたどったピアスを輝かせ、バレンティンは「一つの夢として、この強いチームでやりたかった。その夢がかなった」と力を込めた。

 2011年からプレーしたヤクルトでの優勝は15年の1度。同年の日本シリーズでチームは工藤ホークスに屈した。ヤクルトでシーズン30本塁打以上を8度記録し、13年には王球団会長らのプロ野球記録(当時)を塗り替える同60本塁打を記録したが、勝利に飢えていた。

 14年に通算868本塁打の王球団会長と言葉を交わす機会を得たという。「僕と同じでバッティングの話が好きな方。尊敬しているし、同じチームでやりたい気持ちが強かった。いつでもアドバイスを求められるところにいる。一年中、話したい」と明かした。

 初体験のパ・リーグでプレー環境が大きく変わるのは確かだが、本拠地が屋外の神宮球場からヤフオクドームに変わることは大歓迎している。「1年間通して同じ気温を保ってプレーできる。前ほどの広さはないし、少し狭くなるし」と笑みもこぼした。

 ラーメン好きでも知られ、麺の好みは「軟らかめ」と笑わせた。もっとも、本塁打のノルマ達成への決意は固い。「毎年、ホームランにこだわっている。30本は最低目標。60本以上打てれば最高だね」。自らの金字塔を塗り替えるイメージも既に描いている。

 通算288本塁打の大砲について、記者会見に同席した三笠杉彦ゼネラルマネジャーは「日本で実績を残しており、フリーエージェント権を取得して外国人枠から外れるというのも大きな要素」と期待した。年俸5億円プラス出来高払いで2年契約した大砲が、新天地でもアーチを架け続ける。 (鎌田真一郎)

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